2019年5月29日
Psyop が UE4 のリアルタイム キャラクターでブランドの好感度を大幅に向上させる
3 社は協力してユニークなアプローチを考え出しました。まず、キャラクターたちは 3 分間の映画に出演しました。それはエンターテイメントであり、コマーシャルでもあります。それから、Psyop がキャラクターたちをリアルタイムの世界に導きました。
コンセプトを試すために、Psyop はキャラクターのモデルの 1 つを Unreal Engine に取り込みました。デモをすぐに作成でき、キャラクターがリアルタイムで動き回り、話せるようになりました。そのアイデアを Argonaut に売り込むために、Skype で通話して、キャラクターもそこに参加しました。この試みを成功させるために、体のキャプチャには Xsens のスーツ、表情のキャプチャには Faceware のソフトウェアを使いました。それらのシステムと簡単に連携できたということが、Psyop が Unreal Engine を選択した理由の 1 つとなりました。
Psyop のディレクター、Jack Anderson 氏は次のように述べています。「Unreal は間違いなく私たちにとって最適な選択肢でした。すべてをとてもうまくつなげることができました。2 日経ったところですべてをリアルタイムでつなげることができ、大きな問題なく動かす準備ができたので、とても驚きました」
テクニカル ディレクターの Sean Kealey 氏は別の理由を挙げています。「Unreal Engine を使うことにしたのは、作業の所要時間が短くなり、プロトタイプを簡単に作成できるからでした。ブループリントを活用することで、極力早い時点で何かを画面に出すことができました。また、アーティスト寄りの経歴を持つ人たちが作業に参加しやすくなったというメリットもありました」
そのシステムを人目につく形で初めてテストしたプロジェクトは、ショッピング モール Santa Monica Place でのデジタル広告板でした。その場に居合わせた人たちが、キャラクターの 1 人である Rose と会話し、やり取りできるようにした結果、97% 好意的な反応が得られました。
その成功を踏まえて、より大きなプロジェクトに挑むことになりました。それは、(出演した映画のプロモーションという設定で) CG のキャラクター 2 人が Mario Lopez 氏のインタビューを受けるというものです。広告板にも登場した Rose と、その友人の Dusty が出演しました。
インタビューの様子は Facebook Live と Twitter で同時に放送され、視聴者がリアルタイムで質問し、キャラクターが答えることができました。視聴回数は、Facebook で 50 万回、Twitter では 400 万回以上に達しました。
Cricket Wireless のプロジェクトの成功を受け、Psyop のチームでは、リアルタイム テクノロジー、特に Unreal Engine を広く自信を持って導入できるようになりました。
Anderson 氏は次のように述べています。「長いもの、Web でのシリーズ、テレビ番組など、クライアントが希望するストーリーテリングの形がますます多様化しています。Unreal を使い始めてようやく、作業を素早く進められるようになり、従来のアニメーション パイプラインを使っていてはできなかった形で、クライアントを満足させることができるようになったと気が付きました」
Psyop のエグゼクティブ プロデューサー、Matthew Seymour 氏も同様に、リアルタイム テクノロジーの使用に熱中しています。「今、面白いのはリアルタイムです。Unreal Engine は厳しい用途にも利用でき、あらゆるプラグインやベンダー、パートナーが Unreal をサポートしています。ですから、Unreal Engine でできないことはありません」
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