Project Anywhere XR - 複合現実 3D 地理空間ビジュアライゼーションの無料サンプルプロジェクト

世界規模のパンデミックにより、生活も仕事のやり方も変わりました。シミュレーション業界はリモートで分析、学習、訓練を行う革新的な方法を探す必要に迫られました。こうした新しい方法は状況が変わっても長く有用になります。クラウド デプロイメントと XR(拡張現実)のシミュレーション アプリケーションにおける重要性がこれまで以上に高まりました。世界中の意思決定者がリモートで共同作業を行う必要があるからです。

その一方で、リアルタイム ソフトウェアやハードウェア技術の強化によってエコシステムは進化しています。両方を組み合わせることで、シミュレーション分野でこれまでになかった可能性が生まれています。

2020年末には、Epic Games は NVIDIAMicrosoft、3D 地理空間情報をリードする Cesium と共に vIITSEC (I/ITSEC のバーチャル版) において、スケーラブルなリアルタイム インタラクティブ シミュレーション環境のコンセプトである Project Anywhere を発表しました。
このプロジェクトは世界中の高解像度の3D タイル(巨大ヘテロジニアス 3D 地理空間データセットのオープン標準) をCesium ion からストリームするものでした。誰でもこのアプリケーションを利用できるように、コンテンツはクラウドから Unreal Engine の Pixel Streaming 機能を使ってストリーミングされました。参加者は家の PC やモバイルデバイスやタブレットからアプリケーションを実行することが可能でした。

今、このプロジェクトを Microsoft HoloLens 2 にストリーミングすることでさらにレベルアップしました。Project Anywhere が没入的で豊富なインタラクションが可能な XR 体験になりました。
 
Project Anywhere XR は今年のGEOINT Symposium(ミズーリ州セントルイスで10月5-8日開催)でライブで展示されます。デモを希望される方は Cesium ブース(#2431)にお立ち寄りください。チームがお待ちしています。イベントに参加できない方も GTC 2011 ウェブサイトでプロジェクト初公開時の デモビデオを見ることが可能です。

今日から Project Anywhere XR は Unreal Engine サンプルプロジェクトとして、無料でダウンロードできるようになりました。中身を見て、学習し、あなたの必要に応じて変更してみてください。 

アプリケーションのインターフェイスは Microsoft の Mixed Reality Toolkit (MRTK) for Unreal を使用して開発されています。興味のある領域の選択、好きな場所へのテレポート、宇宙から地表の詳細な建物表示まで自由に移動することが可能です。あなたが移動すると、Bing マップデータから OpenStreetMap (OSM) の建物、そしてフォトグラメトリ データセットまで、自動的に適切な詳細レベルのデータがストリーミングされます。これらのすべては主導での生成、事前処理なしに、Cesium for Unreal プラグイン によって提供されています。
Project Anywhere XR はこのプラットフォームで可能になる内容の一例に過ぎません。様々な要求やアイデアがあると思います。このデモによってアイデアの議論が進み、あなたのインタラクティブ アプリケーションの可能性を切り開く助けになることを願っています。
 

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