大阪市を表示する大規模プロジェクトについてお聞かせください。
大阪市のプロジェクトは特定のクライアント向けのものではなく、空撮や都市空間のビジュアライゼーションのために制作されています。このプロジェクトは都市計画に関わるあらゆる業種で使用することができます。同様のプロジェクトは東京と横浜でも進行中です。制作された大阪と東京の 3D モデルは非常に大規模です。これを実現するためにはどのような方法をとられましたか?ジオメトリやテクスチャリング、ライティング等のための秘訣が何かあったのでしょうか?
モデル自体は3ds Maxで作成しました。測量データ、地図、航空写真をもとに地形や建築構造物を基礎形状として作成しました。ランドマークとなる建物はそれぞれカスタマイズして作成されており、その他の構造物は負荷削減の為、汎用テクスチャを使用しています。YouTube の動画を拝見すると、都市全体のためのプロジェクトもあれば、数十人の人々が歩く交差点のプロジェクトもありますね。その交差点のプロジェクトについてお聞かせください。群衆はどのように作成したのでしょうか?
Youtube に掲載の動画は渋谷の特定範囲の精細なモデルを作成し、Twinmotion を使って歩行者を表現しています。また、Twinmotion を使えば植栽や人々、自動車などを素早く、正確に配置することができるため、とても充実したビジュアルとリアルな表現が可能になります。Twinmotion ではモデルデータが生成されるとすぐにそのビジュアルを確認できるため、制作フローの初期段階から使用しています。Unreal Engine とTwinmotion で気に入っている機能はありますか?
Twinmotion は大量のアセットが用意されているため、非常に素早くビジュアルを確認することができます。また、Twinmotion は技術的な知識がなくても操作することができ、スムーズに動作します。キャドセンターの今後の展望についてお聞かせください。
キャドセンターは都市データの構築とデジタルツインとスマートシティに関連したサービスを提供することで都市DX(デジタル トランスフォーメーション)の推進をサポートしています。そのようなプロジェクトではビジュアライゼーションは重要なファクターであるため、私たちは、TwinmotionとUnreal Engine の使用は必要不可欠だと考えています。