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バーチャル プロダクション用 新インカメラ VFX のためのオンボーディング リソース

ライブ アクションによる映画の撮影中にリアルタイム ビジュアル エフェクトをキャプチャするには、LED ライティング / カメラ トラッキング テクノロジー / 軸外し投影をともなったリアルタイム レンダリングの組み合わせを活用することにより、前景の出演者とバーチャルな背景をシームレスに統合します。それによって、多くの場合、グリーンスクリーン合成が必要なくなり、最終的なピクセルをカメラ内に作成できるようになります。この手法には、映画制作に革命を巻き起こすポテンシャルが秘められています。
画像協力: Lastpixel Pty Ltd
Stargate Studios の Sam Nicholson 氏のような先駆者たちは、すでにこの技法を制作に使用しています。先見の明のある Jon Favreau 監督は、この技術を駆使し、『マンダロリアン』において従来の映画制作のあり方を一変させました。この技術は、最新トレンドの 1 つであり、バーチャル プロダクションに注目した The Pulse の最近のエピソードでも専門家パネルが議題にしています。
画像協力: Industrial Light & Magic / Lucasfilm Ltd
昨年の Siggraph では、この業界のリーダーたちと協力して、Epic 独自のプロジェクトで Unreal Engine の機能としてリアルタイム インカメラ VFX をデモする機会をもつことができました。先行上映舞台裏の動画は、多くの興奮を巻き起こしました。それらの映像はまた、どのようにして制作できたのか多くの質問を引き起こすことにもなりました。 

私たちは、それらのリクエストに応えるために、Epic Games ランチャーの [ラーニング] タブに、新たなインカメラ VFX サンプル プロジェクトを追加しました。このプロジェクトでは、単一のマシン上でシステムを構成するために必要となるさまざまな手順について説明しています。その構成の仕方は、さらに、スタジオにおける本番デプロイメントの複数のマシンに応用できます。このプロジェクトには、ステップ バイ ステップ方式の包括的なドキュメント(訳注:日本語版を公開しました)が付いており、各項目をどのように組み合わせるか理解できるようになります。
このプロジェクトとドキュメントでは、さまざまなハードウェアのコンポーネントについても解説されています。構成する必要がある LED パネルやカメラ トラッキング システムなどについてです。また、この技術を支える Unreal Engine の各システムについても説明されています。たとえば、nDisplay、Live Link、Multi-User Editing、Web Remote Control などのシステムについてです。

これらのリソースによって、プロジェクトを前進させるために役立つものが得られるはずです。他にも、Epic のサポート ページでは、無料のコミュニティ ベースのサポート、および、オンライン ラーニングのための有益なリンクや、Epic がモニターするプレミアムのサービスである UDN の連絡先情報が掲載されています。

バーチャル プロダクションのその他のリソースについては、バーチャル プロダクション ハブを訪れてみてください。記事や、ポッドキャスト、ケーススタディ、ホワイトペーパーが置かれています。また、Virtual Production Field Guide の無料コピーをダウンロードすることもできます。

    インカメラ VFX を始める

    インカメラ VFX のすべてのコンポーネントをよく知るためには、サンプル プロジェクトをダウンロードして、以下のリンクから新しい包括的なドキュメントを参考にしてください。