Unreal Engine でのアニメーション制作
BellyFant は、明るく、好奇心旺盛なゾウです。親友の青いカバ Toaster と一緒に歌ったり、踊ったり、いたずらをしたりするのが大好きです。
この番組は、ロンドンを拠点とする Dodd 氏がシナリオ、ストーリーボード、演出を担当し、インド在住のアニメーター 1 名、カナダ在住の CG 制作者 2 名で構成されるチームで制作されています。制作チームはこれで全員です。
Unreal Engine を基盤としてアニメーション パイプラインを構築することで、この小規模チームは、そのチームの実力を超える成果を上げることができました。
Dodd 氏は次のように説明します。「Unreal Engine を使うことで、他の方法では到底不可能なスケジュールで、高い品質を実現できるようになりました。Unreal Engine はインディーの制作スタイルに最適です」
チームはまず、Houdini と Maya でアニメーションを作成しました。処理済みのアニメーション データはキャッシュされ、Unreal Engine で効率的に再利用できるように簡素化された形式で保存されました。
これらのキャッシュは、ファイル、バージョン、ショットの関連付けを追跡するために使用するデータベースを介して処理されました。
「その後、Unreal Engine 内に、すべてのキャッシュ、すべてのカメラなどをショットベースのワークフローにインポートできる小さなボタンを用意しました」と、CG スーパーバイザーの Jason Gagnon 氏は述べています。
このようなキャッシュベースのワークフローは、Maya、Houdini、Unreal Engine 間で作業する際に役立ちます。各ツールは内部システムが異なりますが、キャッシュはリギングやシミュレーションをやり直すことなく、すべてのツールで読み込める汎用的な形式を提供するからです。
高速リアルタイム レンダリングで成功を掴む
小規模チームは、多くの場合、作業を迅速に進めることができます。意思決定をより迅速に行うことができ、新しいアイデアが浮かんだ際の軌道修正もより簡単で、承認プロセスもより簡素です。
ただし、この小規模チームに本来備わっている機敏さを本当の意味で活かすには、同じように高速で俊敏なツールが必要です。
変更内容を確認する前にシーンの再レンダリングに何時間も待たなければならないと、作業プロセス全体が遅延し、小規模組織で作業することの本来のメリットであるスピードと効率性が損なわれる恐れがあります。
Melander 氏にとって、リアルタイム レンダリングが一番役立ったのはまさにこの点でした。「Unreal Engine を使うことで、迅速かつ効率的に作業できることはわかっていました。ただ、どれほど迅速で、効率的になるかは予想していませんでした」と、Melander 氏は述べています。
Melander 氏は、プロジェクト開始当初、テクスチャリングとアセット作業のみを担当していました。Melander 氏はすぐに、ビジュアルの開発、小道具のセットアップ、ショットのインポート、レイアウト作成を簡単にできるということに気づきました。こういった作業から、ライティングの配置作業に進んでいくのは自然な流れでした。
Melander 氏は次のように述べています。「これほど簡単でインタラクティブに操作できることに驚き、『これならば、最初から最後まで 1 人でできる』と思いました」こうして、チームで取り組むのではなく、私 1 人でショット制作を担当することになったのです。基本的に 1 人で作業しているのに 1 日に 8 ~ 10 ショットを制作できるというのは、本当に驚くべきことです」
また、チームは、リアルタイム環境で作業することで、一緒に取り組むレビューやイテレーションのプロセスがより効率的になることも発見しました。
Gagnon 氏は次のように説明します。「マテリアルやライトをリアルタイムで細かく調整でき、その結果をすぐに確認できます。つまり、レンダリングして Pete に送る必要がありません。Pete はわずか 10 分の打ち合わせで、すぐに調整の結果を確認できます。5 日間もかかる場合とは大きく異なります」
Dodd 氏は、何年も前にストップモーションから CG に切り替えた当初、CG での作業も似たようなものだろうと思っていたと振り返ります。
Dodd 氏は次のように話します。「最終的な美しい画像を見るまで、何週間も何か月間もグレースケールの作業が必要になるとは、夢にも思っていませんでした。Unreal Engine での作業はまったく違います」
Dodd 氏は、Unreal Engine のビューポートで最終ピクセル (あるいは最終ピクセルに近い) で作業できるため、アニメーション制作プロセス全体がはるかに楽しくなったと話します。
Dodd 氏は次のように述べています。「Unreal Engine を使うと、楽しい作業に早く取り組めます。美しい画像をより早く作成できると、プロジェクトの残りの部分への熱意も高まります。これはとても大きなメリットです」