The King of Fighters XV はこのシリーズで初となる Unreal Engine 使用作品になります。開発者に Unreal Engine の使用についてお話を伺いました。また、シリーズの進化について、SNK での Unreal Engine 使用の見通しについて、そして豪華な参戦キャラクターラインナップをどのように実現しているかについても伺いました。
The King of Fighters XIV は、ゲームの古典的な 2D スプライトから 3D グラフィックスとアニメーションに移行したシリーズで初めてとなるタイトルです。The King of Fighters XVでは、Unreal Engine に移行されています。この移行は、開発チームにとってどのようなものだったのでしょうか?
空中氏:前作、KOF XIV のストーリーとして、過去のストーリー展開によって出すことの難しくなったキャラクターが復活するのを示唆するような展開がありました。なので、KOF XV では復活キャラクターに主眼を置いて参戦が望まれるキャラクターを選択していきました。そこから復活キャラクターと因縁の深いキャラクターを選択していくという形となっています。もちろん現段階で出せてないキャラクターが参戦を望まれていないというわけではないので、何とか色んなキャラクターを出していきたいと考えています。
Image courtesy of SNK
King of Fighters が他の格闘ゲームと異なる点として、3人のファイターによるチームバトルを採用していることが挙げられます。 King of Fighters XV ではこのシステムはどのように実装されているのでしょうか?
空中氏:KOF XV 特有のシステムというわけではありませんが、KOF では先鋒、中堅、大将と進むにつれて最大ゲージの本数が増加していきます。これによってゲージ回収の強いキャラクターは先鋒、ゲージを多く使うことで大ダメージを取れるキャラクターは大将、といった風なキャラクター選びの戦術が生まれるという所がチームバトル特有の楽しさに繋がっているかと思います。ただ、チームバトルでは3人のキャラクターを上手く使えないと遊べない、と懸念するプレイヤーも少なくないため今作ではボタンを連打するだけでコンボが繋がるシステムを入れたり、最大の大技のコマンドは統一するといった工夫も入れて使いこなしていないキャラクターでも対戦に入りやすいようにしています。
空中氏:ストーリーが KOF XIV からの続きとなっているため、ゲームシステムの基礎は KOF XIV をベースにしています。なので、 KOF XIV のプレイヤーはスムーズに KOF XV を楽しむことができると思います。そして、 KOF XIV をベースにしつつもそれよりも前の KOF を遊んでいた人が楽しめるようなシステム変更を取り入れたり、格闘ゲーム初心者の人でも楽しめるような工夫を織り交ぜているので是非色んな人に遊んでもらいタイトルとなっています。
インタビューにご対応いただきありがとうございます。どこで SNK と King of Fighters XV についてもっと知ることができますでしょうか?