2018 FIFA 男子ワールドカップ放送での成功に引き続き、 Drive Studio は再び FOX Sports のために働き、今回はパリのセットをデザインしました。エッフェル塔の周りのトロカデロエリアにある Cafe de l’Homme に現地のセットが置かれることがわかっていたので、Drive Studio のチームはその空間を実物大サイズで再現する VR モデルを Unreal 内に作成しました。場所を前もって VR で探索できたので、デザイナーは放送チームが使える空間感覚と環境を事前に掴み、生放送時有効なカメラアングルやカメラ移動についても検討することができました。

セットがデザインされた後に、Dekogon が FOX Sports のために、セットを取り囲む環境、トロカデロエリアとエッフェル塔のためのフォトリアルなアセットを作りました。Unreal を使い様々なライティングやマテリアル、バーチャルカメラの動きについてテストして、Dekagon は最終的に 96 fps の 10 個のショットを納品しました。これにより FOX チームは環境アセットを生放送で活用し、さらに必要に応じてグラフィックオーバーレイを統合することができました。
Dekogonの創設者にしてクリエイティブ・ディレクターの Clinton Crumpler 氏は以下のように述べています。「私達は長年 Unreal を使ってきましたが放送向けにコンテンツを納品するのははじめてでした。 Unreal のダイナミックグローバルイルミネーションや高フレームレートサポートといった新しい機能によって、対応は簡単でした。私達、そして FOX が必要としたことは、現地の天気にあわせて生放送時に変更を行うことやダイナミックなグラフィックを追加することでした。ブループリントによって、時刻やライティングに合わせてその場で変更する環境を設定することができました。」
FOX Sports Creative Services の SVP of Design である Michael Dolan 氏は付け加えます。「Dekogon がトロカデロ環境をリアルタイムシーンとして作ったことで、現実世界ではエッフェル塔の規制によって不可能なフライオーバーショットなどを行うことができるようになりました。」

そして、FOX Sports のインハウスデザインチームがカスタマイズ可能なブランド入り放送グラフィックを作成しました。フォトリアルなトロカデロの環境の中で、動的に更新し、表示することができるものです。The FOX team, which has heavily leveraged Unreal Engine を活用して ノースカロライナの NASCAR バーチャルスタジオを作り上げた FOX のチームは、新しいスポーツイベントごとにさらにエンジンのリアルタイム機能の新しい使用方法を見つけ、放送を磨き上げています。FIFA 女子ワールドカップでは、FOX はこのトーナメント固有のグラフィック要素を用意しました。枠、プレイヤー情報、対戦表、予定、結果などです。Vizrt から最新の情報を取り出せるようにパイプラインをカスタマイズし、その情報をネイティブ Unreal テンプレートに入れて、トロカデロ環境の指定したシーンカメラ内に表示できるようにしました。
Dolan 氏はこのように総括しています。「未来は間違いなくリアルタイムです。こうした技術を制作環境に取り入れられるようになると、素晴らしい可能性が開けます。Unreal が即座に実現する忠実性は目覚ましいものです。フォトリアルなパリに見えました。数年前は実現不可能なものでした。NASCAR バーチャルセットや 2018 と 2019 FIFA ワールドカップでの Unreal Engine の活用から、これからも Unreal をワークフローの主要部分として扱い、これからの可能性を楽しみにしています。」
