教育機関: Vancouver Film School
学部: School of Creative Technology
学科: Game Design Department, Programming for Games, Web + Mobile Department
プログラムの詳細:
2005 年に創立された Vancouver Film School には、素晴らしい実績を誇るゲームデザイン プログラムが用意されています。VFS で学び始めたその日から、実務としてスタートできるのです。VFS では完全なポートフォリオ管理のもとで、生徒達はクリエイティブな世界を提供するゲームを作成してきます。
VFS では、まず最初の 2 学期の間にゲームと技術の基礎をしっかり学びます。その範囲は、ボードゲーム制作、ゲーム論理、制作技術から、アンリアル エンジン 4 のような最先端のゲーム エンジンに及びます。
さらに次の 2 学期で、さまざまなゲームプロジェクトを集中的に作成して、ゲーム作成のためのアートを学びます。ゲーム作成は工作物です。卒業後にゲーム業界へ進むために必要なスキルを身につける道は、ひたすらプレイ可能なゲームを作成ことです。この時期に、学生達はレベルデザイン、プログラミング、アートといった選択科目にも取り掛かります。専門分野もしっかり習得できる仕組みになっています。
Game Design Department, Programming for Games, Web + Mobile Department 学科の最後の 2 学期は、生徒達がピッチ プレイ イベントに全力を注ぐ時間です。このイベントは招待制となっており、32,000 平方フィートのモーションキャプチャスタジオ内に 100 を超える現役ゲームデベロッパーや、30 から 40 社からリクルーターが、VFS の学生による卒業制作発表を見るために集まります。このイベントが素晴らしい人脈作りの機会となり、多くの学生にとってキャリアの出発点となっています。
こちらから最終プロジェクト作品のひとつをご覧いただけます。
教師陣の紹介:
主任教師 – Peter Walsh 氏, Head of the School of Creative Technologies
テクニカル ディレクター、シニア ソフトウェア エンジニア、大規模プロジェクトのコンサルタントとして 12 年以上の実績を持つ、ゲーム業界におけるソフトウェア開発のベテランです。これまで Microsoft、Sony、Activision、Realtime Worlds などの企業において、『Crackdown』 から 『Harry Potter』 まで数多くのタイトルの開発に携わってきました。さらに Peter はソフトウェア開発関連の書籍を 9 冊執筆し、Vancouver Film School の Programming for Games, Web + Mobile を創設しました。
主任教師 – Christopher Mitchell 氏, Senior Instructor – Game Design Program
ゲーム業界において 15 年以上のキャリアを持つ教育者です。『Crash Bandicoot』シリーズや『The Simpsons:Hit & Run』などのゲームではライター兼ゲームデザイナーとしての受賞歴もあります。彼はゲーム業界で初めて『Writers Guild of America』にノミネートされた中のひとりであり、ラスベガスで開催された CES 2017 やその他ゲームデザイン会議においてスピーカーも務めています。現在 Vancouver Film School の Senior Instructor として、新しい技術および確立された技術の両方の両方がひしめき合うゲーム業界に何百人もの生徒を送り込んでいます。同時に世界中のゲーム企業のコンサルタントとしても活躍中です。
主任教師 – Scott Henshaw 氏,– Senior Instructor – Programming for Games, Web and Mobile
ソフトウェア デベロパーとしての 25 年のキャリアを持ち、9 つものトップレベルのタイトルを開発、7 つの知的所有権を保有する Electronic Arts に 12 年間在籍していました。実務では、スタッフ数が 25 名から 150 名以上、そしてプロジェクト予算が 2000-$9000 万ドルのさまざまなプロジェクトを管理しました。SSX、Skate、DefJam、Need For Speed などをフランチャイズ化に導き、EA の収益を $10 以上にまで押し上げた功績者でもあります。VFS 就任後は、コアとなるプログラミング カリキュラムを担当し、生徒を成功へ導く重要人物となっています。
卒業生の紹介:
Armando Troisi 氏 – 2006 年 VFS Game Design Program 学科卒業。ストーリーテラーとして大成功を収めています。卒業してすぐに『Mass Effect』のシネマティックス デザイナーとして BioWare に就職し、『Mass Eefect 2』でリード シネマティックス デザイナーとなりました。その後しばらくはスウェーデンの DICE において『Halo』および『Gears of War』のナラティブ ディレクターを務めました。現在は VFS の諮問委員会のメンバーとなり、学校と次世代のゲームデザイナーのために自らの経験を役立てています。
Hugo Moraleida 氏 – VFS Programming for Games, Web and Mobile department 学科 2015 年卒業。ゲーム業界でインディーとなる夢を Klei Entertaiment で実現させました。誰からも愛されている『Don’t Starve』 シリーズのプログラマーとして携わり、現在も Klei で素晴らしいゲームを作成しています。
VFS が送り出した素晴らしい卒業生達は彼ら以外にも大勢います。次の機会に改めて紹介させて頂きます。
学生によるグループ作品:
『Pest-Ex』
贅沢な空間に広がる素晴らしいビジュアルの中で、ハイテクなロボットが罠をうまく使って、宇宙船を汚そうとするエイリアンの蔓延を食い止めるゲームです。
『Pest-Ex』 は、5 名の Vancouver Film School の学生達が VFS の集大成として 4 ヶ月かけて作り上げた作品です。チームは最初から、これまでのジャンルに属さない新しいタイプのゲームを作りたいと思っていました。『Pest-Ex』は、体が大きい割には動きが素早い POE が、船から侵入してくる害虫をつかまてて運び出すサイファイ トラッピングゲームです。従来のシューティング形式やメレー形式の使用をあえて避けました。
チームはアンリアル エンジン 4 を使用して『Pest-Ex』を制作することにしました。それは、彼らが目指していた鮮明なビジュアルと迫力のあるゲームプレイを作りだす能力があると分かったからです。プリプロダクションの最初に視覚的なターゲットとゲームプレイのサンプルをしっかり固めて、制作のランドマークとして使えるようにしました。制作中は、その都度発生する面白い発見を強化するために、デザインにアジャイルな変更を行って、プレイヤーが思いのまま自由に害虫と戦えるようにしました。
『Pest-Ex』は、カスタム化した C++ クラスで拡張したブループリントシステムと、アンリアルのサポートによる Substance Designer and Painter などの高度なアート制作ツールを使用して作成しました。その結果、美しいビジュアルと面白いプレイの両方を実現した素晴らしいゲームとなりました。
Pest-Ex コアメンバー:
Luis Urena – Gameplay Scripter
Tom Francis – Character/Environmental/FX Artist
Hoi-Fung Ma – Project Manager/Level Designer
Faith Chow – UI/UX Designer, Prop Artist
Enrique Camacho – Technical Artist/Game Designer
Vancouver Film School の Game Design 学科および Programming for Games Web and Mobile 学科は、バンクーバーだけでなく世界中のゲーム業界とのつながりがあります。卒業生達はゲーム業界に就職し、他では見られないような広い人脈ネットワークを築き上げています。ビデオゲーム業界の第一線で活躍している人達が、プロジェクトベースのカリキュラムにそって、プロジェクトの着手から完成まで学生達をしっかり指導します。
VFS School of Creative Technologies の詳細は 公式ウェブサイト をご覧ください。