「Unreal for All Creators」の舞台裏

2020年9月15日
ゲーム開発者は何十年にもわたって、Unreal Engine のようなリアルタイム エンジンを使用して魅力的なインタラクティブ エンターテイメントを制作してきました。今日、リアルタイム技術は幅広い業界で急速に定着しており、Unreal Engine を使用しているのは、建築家、自動車デザイナー、シネマトグラファー、シミュレーションの専門家、そしてもちろんゲーム開発者をはじめとする多くの専門家です。

あらゆる業界のクリエイターを称えるために、アーティストでありディレクターでもある FILFURY 氏と彼の The Mill のチームに、Unreal Engineを使用したショートフィルムの制作を依頼しました。その結果が Unreal for All Creators です。
 

このインタビューでは、FILFURY 氏プロジェクトでの経験を話してもらうことで、このシーンの舞台裏を知ることができます。

「Epic のブリーフィングで新鮮だったのは、非常にオープンだったことです。そして彼らは、楽しみながら、実現し、Unrealでできることの可能性を押し広げるという私のビジョンを信頼してくれました。」とFILFURY 氏は語ります。

「私はThe Mill には素晴らしいチームを持っており、大規模なビジュアル エフェクトの CM や映画を一緒に制作し成功させています。」
 

FILFURY 氏のチームには、Epic Games Innovation Lab のメンバーが参加しました。Unreal Engineのテクニカル アーティスト Saga Alayyoubi は、FILFURY 氏の見解に同意し次のように述べています。

「FILFURY 氏の当初の提案は、信じられないほど野心的なものでした。そして私たちは、その創造的なビジョンを妨げるようなことは一切しませんでした。」
従来のVFXツールに慣れていたチームメンバーにとって、リアルタイム環境でプロジェクトに取り組むことは新鮮な変化でした。

「このプロジェクトの面白いところは、ショットを制作しているアーティストに多くの自由と柔軟性を与えてくれることで、すべてがかなりサイロ化されている標準的なVFXワークフローにそれほど頼る必要がなかったことです」と Saga は説明します。
FILFURY氏は、ほぼ最終的なイメージをいかに早く実現できるかを楽しんでいました。 「私は通常グレースケールのレンダリングをしていて・・・最初のレンダリングには合成はなく、愛情やマジック、雰囲気もありません。そしてすべてが土壇場で起こります」と彼は語ります。「しかしこのプロジェクトではそのようなことは起こりませんでした。非常に迅速に見栄えのいいものができました。」

最終的な品質に近いレンダリングを素早く見ることができたことで、FILFURY 氏はさらに創造性を高め、制作中にストーリーに手を加えることができるようになりました。

「私は、ロボットが本当にあっという間に素晴らしい姿になっているのを見て、一瞬にして彼に様々な色のスキンを付けてみたくなりました。もしそのプロセスにもっと時間がかかっていたら、そのアイデアは生まれなかったかもしれません。 なぜなら私はベースメタルスキンをただ見ながら待つしかできなかったからです。」

「時間に余裕があることを知っていたからこそ、また、すでに良いものを持っていたからこそ、アイデアの上にさらにアイデアを思いつくことができました。」 ​​
また、FILFURY氏は、Unreal Engineが実現したエフェクトのクオリティの高さにも驚きました。あるシーンでは、ロボットがカラーボールに分解され、最終的には、博物館の柱の周りを渦巻く粒子状の霧になるまで細かくなっていきます。FILFURY 氏は当初、このエフェクトはオフラインのコンテンツ制作ツールで制作する必要があると考えていましたが、Unreal Engine で試してみたところ、ネイティブ ツールセットを使用して思い通りのルックを得ることができました。
 

この経験から、彼はより多くのプロジェクトでリアルタイム ツールを使用してみたいと思うようになりました。「私にとっては初めての経験でした。以前は過去にやってみて快適に感じていたものに頼っていました」と彼は言います。「制限はありません。この新しい方法にすでに足を踏み入れています。もう一度やってみたいと思っています。今後は、撮影前に世界を構築できる可能性があるので、時間を有効に使うことができると思います。」
「アーティストとしてエンジンを使うのは本当に楽しかったです。今では、この世界はデジタルで存在しているので、それを探求することができるのです」と締めくくっています。

    Unreal Engine を使って創造性を発揮しましょう!

    これらのエフェクトがどのようにして作成されたのかをより深く理解し、独自のエフェクトを作成してみませんか? Creating Visual Effects With Unreal Engine ウェビナーの録画を確認し、今すぐ Unreal Engine を無料でダウンロードしてください。
    イベント
    「UNREAL FEST EXTREME 2020 WINTER」の講演アーカイブを公開いたしました
    Unreal Engine 公式大型勉強会「UNREAL FEST EXTREME 2020 WINTER」を11月16日(月)~11月22日(日)にオンライン開催いたしました。各講演のアーカイブ動画・スライドを是非ご覧ください。
    イベント
    イベント
    Unreal Build: Virtual Production 2020
    11月11日(水、日本時間)に開催される Unreal Build: Virtual Production は無料の半日のバーチャルイベントで家からの参加が可能です。映画やテレビ業界の先駆者による、素晴らしいプロジェクトや最新のイノベーションを見てみましょう。
    イベント
    ニュース
    Unreal Engine コミュニティとオンラインで繋がりましょう
    世界中の参加型イベントが中止や延期になっている状況ですが、オンラインの様々な場所で Unreal Engine コミュニティと繋がることができます。
    ニュース