2016.8.16

『Vroomist』 でありえない車を作って思い切り壊しましょう

作成 Jeremy Peel

街中の道路を注意を払わずに走って、縁石に乗り上げたり、足場の資材の山にぶつかったりしながら進むトラックがあります。道路は砂利道になって、ごつごつした地面があちこち車にぶつかりますが、運転手は減速しません。それどころか、急な斜面へとまっしぐらに進んで、落ちたら地元の新聞で大惨事のニュースになるような陥没穴を飛び越えて、安全な場所に着地します。

初期の物理ゲームのような自由な楽しさを思い起こさせる陽気な暴走シーンです。ハンドルをとられるドライブ シミュレーターでプレイするのはとても楽しいものです。

Evan Seaward 氏にとって、 『Vroomist』 は搾取されていると感じる 9 時から 5 時までのウェブ デベロッパーの仕事から決別する手段でした。

「初めの頃の仕事は、あまり良い職場とは言えない会社のリード デベロッパーでした。独立してやっていけるのではと考えました。その後、会社を辞めて大きな一歩を踏み出しました。自分の好きなようにできるのが気に入っています。

 

子供時代に Half-Life の mod で開発について初めて学んだことを思い出した Seaward は、一部が物理パズル ゲームになっているドライブ ゲームを思いつきました。オープン ソースのアンリアル エンジン 4 (UE4) で作業しています。「先のことを考えました。大きな問題に直面したら、それに関して自分で記述できるからです」と Seaward 氏はコメントしています。

『Vroomist』 は、プレイヤーが車を作るだけでなく、歩行のための構造物、回転する砲塔を有するタンクなど車に少しでも関連がありそうな思いついたものをつくるツールになります。

「始める前は『Space Engineers』 で沢山プレイしたものです」と Seaward は説明します。「自分の物を作る機能が気に入っています。私のお気に入りのゲームとして、他に 『World of Goo』、『Besiege』、および 『Robocraft』 があります。うまくできなかったら戻ってまたやり直すようなパズルが好きです。失敗にこそ面白みがあるからです。」

シングル プレイヤーの 『Vroomist』 では、道を阻む亀裂に屈することなく A から B に進むようなタスクがあります。製図版に戻って用途に合わせて再設計しないと、その場しのぎで車をまっすぐ穴に突っ込ませることになります。

「うまくいくと思ってタワー状の車を作りましたが、倒れて爆発してしまいました」と Seaward は笑います。「自分の物を作るのに気をとられて、気が付くと 2 時間が過ぎたこともあります。」

プレイヤーは車の中心構造を選び、それにヒンジ、モーター、マッドマックスのようなスパイクやブレードなどの部品を組み合わせて、その結果をゲームに反映させてニュートン物理でダメージを与えます。

マルチプレイヤーに関して、Seaward は米国のテレビ シリーズの 『BattleBots』、あるいは英国の『Robot Wars』 のようなレース、キャプチャー ザ フラグ、デスマッチのモードを計画しています。競技参加者たちは時間と闘いながら自分の車を作り、トラップがちりばめられたアリーナで互いの車の出来を競います。時間がなくなると、必要数よりも少ない車輪で運転せざるを得なくなります。白熱して楽しむことがゴールです。

開発上の最大のハードルは、すべてをうまく機能させること以外に、どれくらい手が込んだものにするかを制限するということです。

「なんでも必要なものを作る自由をプレイヤーに与えたいと思います」と Seaward は語ります。「しかし、自由を与えすぎると、破壊不可能なキューブのようなものを作ってしまいます。あるいは、意図的に爆発したり、マップを飛び回る小さな破片を作るかもしれません。

しかし、多くの場合、現実世界のエンジニアリングでは、パワーがありすぎる車を制限します。

「物理エンジン自体がバランスをとることがわかりました」と Seaward は説明します。「非常に大きな破壊不可能なマシンを作ろうと考えるかもしれませんが、ゲームを開始するやいなや車輪が壊れるかもしれません。

『Vroomist』 が初めて Steam Greenlight に登場すると、興味深々の Seaward は、二日半もの間注視していましたが、生まれたばかりのコミュニティは大賛成の OK サインを出しました。なぜでしょう?おそらく、最近のサプライズを積み重ねるゲーム、『Space Engineers』、『Besiege』、『Kerbal Space Program』 などが成功しているように、『Vroomist』 では、プレイヤーに好きなように作業してもらって、身を持って習得するからでしょう。

自分のアイデアで悪戦苦闘したら他のやりかたがあります。Steam の Workshop と Guide のセクションがあります。

「一部のゲームでは、良い結果を得る唯一の方法が、あなたを撃とうとする何者かよりも早く反応することだったりします」と Seaward は指摘します。「本当に必要ならば、プレイヤー ガイドを読んでベストな車を設計する方法を学んだり、他の人が作ったものを参考にして解決します。」

Seaward の計画は、作業に参加する用意があるコミュニティを頼りにして、助けあってもらうことです。何の保証もありませんでしたが、幸先の良いスタートを切りました。

「ある日、目が覚めると、私の Twitter アカウントに似たアカウントで誰かがツイートしていました。それは、Vroomist Community という名前でした。あるロシア人が私のために何もかもロシア語に翻訳してくれていたんです。ロシアの Facebook に相当する VK account まで作ってくれました。言葉の障壁があるため彼とコミュニケーションするのは少々困難を伴いますが、この作品に対する情熱から進んで手伝ってくれたのです。

Steam Greenlight で『Vroomist』 についてご覧いただけます。

編集注記: PCGamesN は、長く続いている Making It in Unreal シリーズのためにアンリアル エンジンで制作された素晴らしいゲームを選んでそのデベロッパーにインタビューしています。エピック ゲームズは編集プロセスに関与していません。

 

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