2016年4月14日

EGX Rezzed/BAFTA Game Awards/Nordic Game Jam を終えて

作成 Jess Hider

今年の EGX Rezzed の会場は、1811 年に建てられた Tobacco Dock (East London のウェアハウス格付け第一級) でした。様々なゲームがあふれる中、Rezzed はインディ デベロッパー達の作品を重点的に取り上げて、一般の人がプレリリースのゲームをプレイすることができます。

The Turing Test Team Xbox ID と Square Enix Collective ブースの一端で、 Bulkhead Interactive が 2016 年 8 月にリリースされたファーストパーソン パズルゲームの ‘The Turing Test’を紹介しました。 

2 フロアの部屋のあちらこちらで、アンリアル エンジンのゲームがたくさん紹介されていました。大御所の人気ゲーム Rocket League (Psyonix 制作) から、まもなくリリースされる自分で小包を配達する郵便配達サービスゲーム Unbox (Prospect Games 制作) などの新しいゲーム、前世代の Rollcage ゲームの影響を受けた最新の激しい格闘レーシングゲーム GRIP (Caged Element 制作) などがそろいました。

Pixel Blimp Pixelblimp はまもなくリリースされる最高4 人までプレイ可能な協力/対戦パーティ ゲーム ‘Jump Stars’ を紹介しました! 

ゲームをプレイしたい人が溢れている Rezzed は、ほぼ完成して仕上げとしてのファイナルパスを待っているゲームにしても、初期段階のプロトタイプが実行可能なコンセプトになっているかをテストするゲームであっても、無料でユーザーからテストのフィードバックをもらえる絶好の場所です。Sumo Digital は Snake Pass のプロトタイプにこのまたとない機会を活用して 2 種類の制御スキームをテストしました。

  Sumo Digital Sumo の Digital チームが集結。‘Snake Pass’のプロトタイプを実施。

ゲームをプレイする機会と併せて、Rezzed ではキャリア フェアとしてゲーム会社や大学がブースを出し、Ukie スタンドに所属する業界メンバーと会話をしたり個別対応してくれるので、参加者がゲーム制作をどのように始めるかを見極める機会にもなります。

Strangely Named Studios Strangely Named Studios の CEO Arran Langmead 氏。Bear can drift (クマは完走できる) ことを証明しました。

6 時のベルは Rezzed が終了し、それと同時に、BAFTA Game Awards の始まる合図です。Tobacco Dock はショーケースが行われていた和気あいあいとした空間は、数分のうちに、華やかな授賞式の会場に早変わりしました。ホストである Dara O’Brien 氏の口から出るジョークは人々の心を労い、BAFTA の面々や称賛に価する候補者、そしてプレゼンターが多数登場し、記憶に残る夜となりました。受賞したチームのみなさん、おめでとうございます。嬉しいことに、アンリアル エンジンの作品も賞を取りました!

-    Rocket League:Sports, Family and Multiplayer
-    Batman:Arkham Knight – British Game
-    Life is Strange:Story
-    Smite:AMD e-sports Audience Award

Second Person Shooter 自分達のゲーム ‘Second Person Shooter’ のプレイのテスト中にも、おもわず笑顔がこぼれる自分への攻撃を敵の目線から見るゲーム。

翌日、Nordic Game Jam のキックオフへ参加するために、コペンハーゲンへひとっとびしました。Nordic Game Jam の会場である Aalborg University には、48 時間のゲーム作成に挑むゲーム デベロッパーがヨーロッパ各地から 1000 名近く集いました。今年の基調は、Blizzard のリード デザイナーの Jesse McCree 氏と Kevin Martins 氏が行いました。その中で、ゲームジャムの間、マルチプレイヤー、ネットワーク、 VR ゲームは作らないようにするというアドバイスが出されました。ゲームをコンパクトにとどめておくということです。この名文句に、ほとんどのチームが大苦戦を強いられていました!

Monkey Knife Fight's ‘Monkey Knife Fights’制作中の Fuzzymelox チーム。少し頭がおかしくなってしまいました。

Jam の間、デベロッパーを助けたり、会話することで、ゲームの広さを感じました。海賊になって、(段ボールのチューブの端に電話を取り付けた) スパイグラスを覗いて、接近する敵の船にむけて「aargh」と叫ぶ合図で大砲を発射たり、防護服に身を包み、紙切れの上にインクのシャボン玉を作るなど、Nordic Game Jam はこのような面白く独創的で率直な一風変わったアイデアを毎回称賛します。


The Totally Epic Unreal Engine Award 賞はどのチームに?緊張の瞬間!

ジャムはあっとういう間に終わってしまい、授賞式は Imperial Cinema で行われました。今年のスポンサーとしてエピックから、 アンリアル エンジンを採用したチームに対して “Totally Epic Unreal Engine Award” を用意しました。プレイ、ビジュアル、テーマの解釈の面白さから、ゲームジャムの真髄である創造性と革新が評価されたチームに贈られます。

受賞チームは、ネットワーク マルチプレイヤー ゲーム Guanta Gnomo を制作した Heigh Ho に決定しました。ゲームの舞台は物置小屋です。一人が VR ヘッドセットを装着し、ちょこちょこ動き回る煩わしいノームを捕まえる植木屋としてプレイします。もう一人のプレイヤーがノームを PC から操作して、ゲームの舞台である物置小屋から逃げようとします。

  Heigh Ho
受賞チーム Heigh Ho はアンリアル エンジン グッズが詰まったお楽しみバッグと HTC Vive をゲット。おめでとう!

猛烈に忙しい数日でしたが、たくさんのゲームを見て、大勢の優秀なゲーム デベロッパー達に会うことができて、素晴らしい時間でもありました。来年も Rezzed, BAFTA Game Awards と Nordic Game Jam がとても楽しみです!