Build:London’18 for Architecture というこのイベントでは、アンリアル エンジンで制作された多数の画期的なプロジェクトの一部に光を当て、また今後この分野で役立つであろう新機能が紹介されました。参加者は、最先端のプロジェクトに触れたり、バーチャル リアリティを体験したりする時間もありました。こうして、リアルタイム テクノロジーが建築、エンジニアリング、建設の各分野にもたらしている変化をじかに見ることができました。
プレゼンターには、Zaha Hadid Architects や Heatherwick Studio など、建築業界大手からのスピーカーが含まれました。また、NVIDIA は、あらゆる業界でリアルタイムのレイトレーシングを実現する RTX ビデオ カード プラットフォームを紹介しました。

Gaspard Giroud (Garou) は、Calatrava 氏の代表的な建築である、ワールド トレード センターのビル、Oculus のバーチャル モデル内で、ニューヨーク、パリ、ロンドンからメンバーが出席する VR ミーティングのデモを行いました。出席者は全員が VR シーンではアバターとして表現され、Giroud 氏とその同僚たちは、ビルの構造についてリアルタイムで確認し、話し合いました。これは共有される VR エクスペリエンスの見事なデモでしたが、こうしたことは、建築物のデザインやビジュアライゼーションにおいて、今後数か月間でますます一般的になるはずです。
Epic Games からの発表もいくつかありました。Datasmith のユーザーには、今後のリリースに Revit 用 Datasmith が含まれるという朗報がありました。また、イギリスのギルフォードに新設されると発表されたアンリアル エンジン トレーニング センターでは、Epic Games のエキスパートがトレーニングを提供します。トレーニング センターはほかの地域にも作られる予定です。

Build:London’18 は、参加者が、アンリアル エンジンを使ってリアルタイムのソリューションやエクスペリエンスを顧客のために積極的に開発している人たちと顔を合わせ、交流し、つながるチャンスでもありました。
「それぞれの分野でパイオニアの立場にいる多数の人たちと人脈を築くすばらしいチャンスでした」と Giroud 氏は言います。
Reynaers Aluminium の Nina Timmermans 氏も同意します。Reynaers Aluminium は、ベルギーの本社にアンリアル エンジンを使って 5 面から成る独自のバーチャル リアリティ CAVE を作ったばかりです。「日々のデザイン プロセスで 3D、アンリアル、バーチャル リアリティを使っている建築家と話ができて、人脈を広げるいい機会となりました」

Build:London’18 の成功は、建築分野におけるリアルタイム エクスペリエンスへの関心の高さと、アンリアル エンジン活用の拡大を裏づけています。最近公開された、Forrester Consulting の独自グループによるレポートによると、企業の 81% が翌年中にリアルタイム レンダリングを試し、59% が実務に取り入れることを予定しているそうです。
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