「Blending Realities」というテーマの下にドイツのシュトゥットガルトで開催されている FMX 2016 が佳境を迎えています。エピックのセッションをはじめ、詳細は こちら をご覧ください。
fxguide の Mike Seymour 氏 が、パフォーマンスを初披露した GDC 後の数週間にわたって Ninja Theory、エピック ゲームズ、Cubic Motion、3Lateral、IKinema のメンバーにインタビューを行いました。Seymour 氏は、FMX のプライマーとなる “Put Your (Digital) Game Face On” をパブリッシュしました。これにより、 Hellblade:Senua’s Sacrifice をこれまでのゲーム エンジンの中で最もリアルなライブ パフォーマンスにするためのステップを非常に細かく記録することができます。
抜粋をご紹介します。
この素晴らしいプロジェクトはわずか 8 週間で仕上がりました。成功させるために、チームは最新技術の表情リグ、アイ モデリング、レンダリング、深い学習アルゴリズムで最新の高度テクニックを用いました。
Ninja Theory のビデオ編集担当 Melina Juergens 氏は、Senua に用いたモデルで、GDC でリグを操作したパフォーマンス アーティストです。プロセスをまとめるために、自分の顔をモノヘッド カメラで映像化し、体を Xsens リグでトラックしました。顔のデータは、Cubic Motions のソルバ経由で 3Lateral リグへ送られます。体のデータは Ikinema body IK システムへ送られます。その後で、顔と体の解像度に若干カスタム的な変更をしてアンリアル エンジン内でリアルタイムで結合されてレンダリングされます。
Mixed reality のライブ パフォーマンス、詳細な顔のキャプチャ、リアルタイムのモーション キャプチャとアニメーション、コンピュータ グラフィックスに興味のある方には面白いと思います。 Seymour 氏が、この歴史的な共同作業を文書化 してくれました。
さらに、Brian Karis 氏は GDC で用いた Digital Human のスライド を掲載してくれました。GDC 2016 YouTube playlist の West 3001 で行ったプレゼンテーションをすべてご覧になれます。
ちなみに、エピック主催で初開催の FMX VR Jam は明日が最終日です。ヨーロッパ各地から集まった 5 名の生徒に対して、「自分は何に感動するか」というテーマを与えて、創造性および技術的な才能をテストします。勝利したチームのメンバー全員には、Unreal Dev Grants プログラム協賛の Valve から Vive Pre 開発キットが贈られます。