
Build Detroit ‘19 では、1 日を通じてセッションが開催され、自動車の設計、製造、展示に関する Unreal Engine の優れたユースケースが紹介されました。業界の人々にインスピレーションを与え、議論やネットワーキングを促進する場となりました。
Build Detroit ‘19 のハイライト
McLaren Speedtail コンフィギュレーター
McLaren Speedtail は、ほかにはない自動車です。空気力学上優れた滑らかなティアドロップ形状で、顧客ごとにビスポークで製造され、価格は 200 万ドルです。McLaren は、Road and Track 誌が「世界最高のカー コンフィギュレーター」と称した Speedtail のコンフィギュレーターを紹介しました。このコンフィギュレーターは、イギリスにある本社で、購入者が自動車をパーソナライズするために使用します。Speedtail はわずか 106 台しか製造されておらず、そのすべてが売約済みです。
そのコンフィギュレーターは、McLaren が以前に Unreal Engine と Datasmith を使って作成したものを元に作られました。以前のその成果については、昨年のホワイトペーパー、Accelerating Data Conversion and Visualization (データ変換およびビジュアライゼーションを高速化) で概要を紹介しています。
業界のリーダーによる各種のデモ
Tesla の Pablo Selener 氏は、新しい Model Y のために同社のビジュアライゼーション チームが作成した UE4 プロジェクトをデモしました。VR での試乗エクスペリエンスを作業開始からわずか 2 週間で完成させてプレス イベントにちょうど間に合わせ、ジャーナリストに体験させることができました。Ford の Explorer の VR デモでは、ドライビング中の Explorer の動きを座席がシミュレーションすることで、来場者がドライビングのエクスペリエンスを視覚的および物理的に体験することができました。Ford の Explorer のエクスペリエンスは、VR を活用した営業ツールの一例です。自動車メーカーは、近い将来ショールームでこのようなエクスペリエンスを導入していくでしょう。

また、Uber は自動運転車の最新の成果を展示しました。
デトロイトの Epic Games ラボ
Build Detroit ‘19 において、Epic Games は、自動車業界コミュニティのハブとして、デトロイトにラボを設立することを発表しました。ラボには、大規模なデモ エリア、トレーニング エリア、デザインおよび検討のための作業スペースが含まれる予定です。また、自動車業界向けや産業用のソリューションの開発とサポートを専門とする Epic のスタッフが配置される見込みです。場所や正式な日付はまだ発表されていませんが、Epic では 2019 年末までにラボをオープンさせたいと考えています。上のビデオをご覧いただき、Build のイベント会場の現場での興奮をご確認ください。将来同様のイベントについての案内をご希望される方、または Epic Games のラボについての情報をご希望される方は、自動車業界向けのページからニュースレターをご購読ください。
