スタートアップである Jumo は、最新のモバイル アクション シューティング ゲーム Infinite Arms に限定版のアクション フィギュア シリーズを盛り込んで、数十億円のトイズ トゥ ライフ ジャンルへの参入を狙っています。そしてこの「トイズ トゥ ライフ」シリーズの作成に使用したのが、エピック ゲームズのアンリアル エンジン 4 です。
「これまでモバイルゲームになかったような最高のグラフィックスを実現したいと思いました。当時まだ UE4 がリリースされて間もなかったので、UE3 の知識が非常に役立ちました」と Jumo の CEO 兼共同創設者の Keiichi Yano 氏は語ります。「私達は長年エピックと素晴らしい関係を築いてきたので、チームは UE4 に対して特別な思い入れがあります。」
ゲームは Android と iOS デバイス向けに 2016 年夏に無料配信が開始予定で、Android TV と Apple TV でもコントローラ使用でのプレイが可能になります。Halo シリーズを開発し Gitaroo Man をゲーマーに紹介し、Transformer のトイをデザインし、Tamagoichi インタラクティブを流行させてきたクリエイティブ軍団の発明品です。
Jimo の新しいトイ ラインは、物理とデジタルのワールドを組み合わせて作成するので、ビデオゲームや量販技術業界の速度にひけをとりません。Jumo のトイは、既に消費者が利用できて使いやすい技術を使って、伝統的なトイをインタラクティブなエンターテイメント体験ができるように変形させました。
Halo がコンソール向けシューティング ゲームならば、Infinite Arms はそのモバイル版です。しかもカッコいいトイを増やします。トイは季節限定で配信するので、収集好きな性質をもつゲーマー達はたまらないでしょう。1 シーズン を 4 ヶ月とし、それを過ぎるとアクション フィギュアは店頭では手に入りません。4 本足の Ixino や完全武装の Skorpos など大型アクション フィギュアも、ルック&フィールにこだわります。(Bluetooth 経由で) スマートフォンやタブレットと同期して、部分的に動いたり、胸も機能します。
「トイはゲームに連動します」と Yano 氏。「なので、ゲームのヒーロー達を最速で設定できますし、キャラクターをさらに強くしたいプレイヤーには戦略的なオプションがいろいろ用意されています。とにかくプレイが楽しいです!」
さらに Jumo は、キャラクターのパワーをインゲームで強化できるように、Polecat、Grunt、Thunderhead などの Armement と呼ばれる専用の武器を 2 週間に 1 度配信します。各フィギュアには、武器の更新用スロットが 4 つあります。このコンテンツは無料のお試しが可能で、実際に購入するとアマゾンから自宅宛てに出荷されます。プレイヤーはこれらの Armament を物理的にアクション フィギュアに追加することができます。そして本人の分身はインゲームでボーナス パワーをゲットします。
「インタラクティビティに詳しかったので、画面の外と物理スペースに拡張したゲームプレイを問題なく戻すことができました」と Yano は言います。「様々なモードを組み合わせることでプレイヤーはスキルと体験を徐々に増やしていきます。他にはないようなエンターテイメント経験できるパッケージに仕上がりました。」
アンリアル エンジン 4 は、同じ部屋あるいは世界中の敵に対するマルチプレイヤー戦に重点を置いたたゲームプレイ体験にパワーを与えます。ゲームを進めるほど、プレイヤーがキャラクターと武器をアップグレードできるゲームです。
Yano 氏によると、UE4 を使うとパフォーマンスと開発環境の効率が良くなり、メタとインゲーム体験に深みとコンテンツを持たせることが可能になるということです。
「パフォーマンスが高いと、リアルタイム マルチプレイヤー対戦や、広大なマップに多数のキャラクターを存在させる可能性が広がります」と Yano 氏は言います。「ゲーム デベロッパーとしても嬉しくなるようなオプションを増やすことができます。」
Jumo はモバイル ゲームの作成に、ブループリント、シーケンサー、カスケード、UMG を駆使し、新規コンテンツ、キャラクター、武器のポストローンチを常に進化させてきました。
「アンリアル エンジンが定義しているワークフローに従えば、エンジンを最大限に有効活用できるのです」と Yano 氏は言います。「もちろん見合うだけの規模のチームが必要ですし、3D 体験を制作する場合は典型的なモバイル開発に比べてかなり大規模なチームが必要になります。ただし、UE4 を使用しなければ、はるかに時間がかかります。」
Jumo のゲームはモバイル ファーストの世界用に作成されました。既存のモバイル技術でトイとゲームが連動するので、ハードウェアを購入する必要がない分、プレイヤーはアクション フィギュアと Armament の収集に専念できます。
ゲームプレイ体験とハイエンド アクション フィギュアの両方を使えば、Jumo は幅広い年代層のプレイヤーを獲得できると Yano 氏は考えています。Activision の Skylanders と Warner Bros. Interactive Entertainment の LEGO Dimensions は子供向けの市場に目を向けていますが、Jumo は、ヒーロー達のトイのファンとコレクターだけでなく、ゲーム購買者としてより年上の年代層にアピールすべきだと Yano 氏は指摘します。
「今は、玩具で遊ぶ年齢が過ぎても代わりとなる最新の玩具が次々と手にはいります」と Yano 氏は言います。「そこで我々は、成熟したテーマの体験をステージングするために、アンリアル エンジン 4 を使ったコンソールレベルのグラフィックス、深いインタラクティビティ、豊富なワールドを組み合わせました。」
Infinite Arms の詳細については Infinite-Arms.com をご覧ください。