ゲーム業界の 2 人のベテラン デベロッパーによって 2019年に創設された All Possible Futures は、驚くほど素晴らしい美しさを誇るオリジナル ゲーム、つまり、世界中の人が注目し、プレイすることで世の中を席巻するようなゲームの制作をミッションとして掲げています。
ポケモンのメインライン シリーズ、The Swords of Ditto、Fluidity/Hydroventure、および Stealth Inc など数々のタイトルに携わってきた All Possible Futures が今度は、プレイヤーを驚かせ、そして心を和ませる、きわめて特別なビデオ ゲームの制作に向けて全力で取り組んでいます。
さまざまなデベロッパーで Nintendo のオリジナル ゲームに携わってきた Jonathan Biddle 氏と James Turner 氏は、そろそろ新しいことに挑戦したいと考えていました。
そんなとき、絵本が自分たちの次の作品にぴったりであることに気が付きました。
The Plucky Squire では、プレイヤーは絵本のカラフルなページからページへと冒険します。各ページには、プレイヤーを驚かせ、楽しませるために設計された、さまざまなスタイルのゲームプレイが用意されています。
Jamie が新しいことに挑戦しようと考えていたとき、私はちょうど Devolver の The Swords of Ditto を完成させたところだったので、このタイミングでついに 2 人で新しいことに一緒に挑戦することになりました。
The Plucky Squire のアイデアを思い付いたきっかけと、このアイデアをどのようにふくらませていったかを教えてください。
James Turner 氏、共同創設者兼共同ディレクター: 私のイラストはミニマルでカラフルなスタイルであるので、そのビジュアルを活かしたゲームを制作したいと考えていました。そんなとき、絵本を舞台にしたゲームで、メイン キャラクターを操作して絵本のページからページへと冒険していくというアイデアが頭に浮かびました。
このアイデアを Jonathan に見せると、気に入ってくれて、早速ブレインストーミングを始めました。プレイヤー キャラクターが実際にページから飛び出して、本が置かれている部屋の中を冒険できるとしたら?部屋にある他のイラスト、たとえば、マグカップの側面に印刷されたアートや、紙に描かれたスケッチなどにも飛び込むことができるようにするのはどうだろう?というふうに、アイデアがどんどん広がりました。
私はこの業界では当初 3D アーティストとして働いていました。リアルで美しいシーンの制作には、長い生成時間と複雑なライティング設定が必要だったことをよく覚えています。最初に Unreal で作業したときには、このレベルのリアリズムと美しさを、これほど簡単にリアルタイムで実現できることに、心底驚きました。