アウトドアですって? PC ゲーマーになったときから、外出を避けています。規則正しい睡眠をとっていた人々は単に生まれつき暗さに適用するだけです。『Thief II』を始めて起動したとき、画面のグレアでカーテンを閉じました。
ただし、雨の日のアウトドア シミュレーターほど素晴らしいものはありません。
「外に実際にある物で遊んでいる感覚が得られます」と 『Spintires』 のファンであり、『R.C. Bot Inc.』 のリード デベロッパーである Stefan Menzel 氏は語ります。「これこそ我々が作り出したかったものであり、『R.C. Bot Inc.』 の背景にあるモチベーションです。プレイしてしばらくたつと、すべてが物理ベースであるため、実際に外にある物でプレイしているような感じがします。
インドアではないことに対する Menzel の熱意は理解できます。彼は数年前にスノーボードの事故で負傷し、短距離でさえ歩くことができませんでした。後に 『R.C. Bot Inc.』になったゲームは、当初理学療法ツールとして考え出されました。
当初の計画では、Kinect カメラの前でユーザーがバランスボード上に立ち、Nvidia PhysX で動く画面上のフィギュアを観て、自分自身の動きをモニターし、仮想環境でバランスを取るというものでした。
これが、そもそものアイデアでした。ただ、とても難しくて、しばらくして降参したんです」と Menzel は言います。
その代わりに 『R.C. Bot Inc.』 では、UE4 で制作した PhysX がうまく統合された反応する世界でガタガタゆれるビークルを操作します。ただし、『Spintires』のフルサイズの重機を扱うのではありません。簡単に説明すると、複雑なおもちゃを渡され、高価な誕生日プレゼントである初のフライトを体験するように求められます。これはわずか 5 分間で終わり、樹木の間を漂う危なかしく航行するドローンになります。
プレイヤーは、足がたくさんある「リカバリ ボット」に指示します。これはインターネットを沸かせたボストン ダイナミクス社開発の自力で元の姿勢に戻る軍用ロボット、BigDog とは異なります。『R.C. Bot』 の足は、個別に制御され、現実生活の動きに伴う自然な力の影響を受けます。スラスタが真っ直ぐ立ち続けるように支援しますが、アップグレードすると空を飛びます。しかしソーラー パワーのバッテリは、定期的に光にあてないと失われていきます。従って木々の影になる部分で長い間使ったり、かなりの高さから落下するのはお勧めしません。激しい損傷につながるからです。足の数が少ないと動きずらくなります。
任天堂の代表的なフライト シミュレーターゲーム、『パイロットウイングス』 からヒントを得た 『R.C. Bot Inc.』は、運転、飛行、およびスイングしながら進んでターゲットを集めてから注意深くリカバリ プラットフォームに着陸します。他のモードでは、ターゲットを射撃したり、捕えたりします。ターゲットを捕まえると引っ張りまわされ、大混乱になります。
飛行機とクワッドローターに対する計画もあり、R.C. Bot チームは、地元の遠隔操作ファンにアドバイスを求めています。『パイロットウイングス』 のオリジナル レベルのリメイクの計画もあります。このゲームの島のランドスケープには、森林からアフリカの Redlands、そして航空トレーニング施設まであります。飛行では、上下が逆になることがあります。
周囲の環境を、プレイヤーを打ちのめす感知できる危険が張り巡らされた蜘蛛の巣のように考えれば成功することができます。木々の枝も注意深く進む軌道の妨げになります。
「岩の壁に触れても (ほとんどのゲームでは)、スクリプトされていない限り何も起こりません。『R.C. Bot Inc.』 で壁に触れると、跳ね返り、落下します。違う感覚を与えてくれます。プレイしてしばらくたつと、実際に存在する物でプレイしているような感じがします」と Menzel は説明します。
デベロッパーが作成する大きな自然の世界を何故最大限活用しないかについて、 Menzel には独自の理論があります。
「アウトドアの作業はどちらかというと難しいものです。レンダリングは重いし、高性能のグラフィック カードも必要になるなど、他にも色々あります。最適化は非常に重要です」と Menzel は語りました。
しかし、チームの努力は報われました。Menzel によると、『R.C. Bots Inc.』は現在、技術デモの状態ですが、11 日間でSteam で Greenlit ステータスになり、夏のリリースが予定されています。楽しいことがいっぱいで、緑あふれる一年で一番太陽が輝く季節です。
R.C. Bot Inc. は、2016 年の夏に Steam に登場します。
編集注記: PCGamesN は、長く続いている Making It in Unreal シリーズのためにアンリアル エンジンで制作された素晴らしいゲームを選んでそのデベロッパーにインタビューしています。エピック ゲームズは編集プロセスに関与していません。