写真シミュレーションとして、写真撮影の初心者、経験豊富な写真家、またはその両方に受け入れてもらいたいと考えていますか?
Newell 氏:写真家であってもそうでなくても、あらゆる方に受け入れていただければと思います。カメラの設定や写真のエフェクトのシミュレーションで写真愛好家にも受け入れてもらえるように最大限努めてきましたが、写真撮影の本質は、写真を撮影して、大切にしていくことであり、このゲームではそういった体験を生み出せるように取り組みました。Lushfoil の価値は人それぞれだと思いますが、ゲームがどう受け止められるかに関係なく、プレイヤーの皆さんが、プレイ後に振り返ることができる素敵なスクリーンショットをたくさん作成できればと考えています。
カメラや、さまざまな設定を調整することで生じるエフェクトを正確に再現するために、どのような作業を行ったのでしょうか?
Newell 氏:画像が撮影される仕組みをシミュレートし、画像をフルにコントロールできる、一眼レフ カメラの一連の機能をシミュレートするように努めました。シャッター速度、絞り、ISO、ホワイトバランス、露出補正設定を調整できます。また、長時間露光エフェクトも搭載されています。これは、Unreal では初のエフェクトだと思います。
カメラ システムは、シャッターが開いているときにフレームを正確に組み合わせて、きわめてリアルな光跡とモーション トレイル効果を生み出します。プレイヤーが最もよく使用していると考えられるのは一眼レフ カメラですが、2000 年代のデジタル カメラ、フィルム カメラ、テープ式のビデオ カメラ、そして最近見つけたビンテージ カメラをベースにした懐かしい撮影オプションも追加しました。
Lushfoil を体験することで、プレイヤーが実世界での写真撮影スキルを身に付けることができると思いますか?
Newell 氏:できると思います。スキル向上に役立つあらゆる側面を練習できます。写真撮影の知識が不足している部分を補いたい方のために、カメラの設定やテクニックに関するチュートリアルや説明をたくさんご用意しています。環境もとても広大ですので、プレイヤーは制限なくユニークなアングルや視点を見つけることができます。ただし、結局のところ、写真撮影が「うまい」かどうかは主観的なものであり、本当の上達とは、自分の写真に対する気持ち次第です。
プレイヤーはバラエティに富んだ小道具を発見できるので、クリエイティブな写真のアイデアを刺激します (南イタリアのロケーションに捨てられた紙飛行機など)。 こういったヒントはどのように選択したのですか?また、ゲーム内ではどのような役割を果たすのでしょうか?
Newell 氏:発見できるものの中には写真撮影に関係するものもあります。また、ボート、ドローン、自転車、スタンドアップ パドル ボードなど、別の方法で環境内を移動したり、撮影したりするのに役立ちます。凧、紙飛行機、傘、その他の秘密の小道具など、その他のアイテムは、お楽しみとして用意しています。
忍耐力があればプレイヤーが発見できる隠れた秘密があると示唆されていますね。 この秘密について、詳しく教えていただけますか?
Newell 氏:最初は何も現れません。ゲームで体験できるものはすべて、基本的に自分で探す必要があります。プレイヤーは、秘密を自分で見つける意思があれば、先に進むことができます。
ゲームの臨場感たっぷりのサウンドトラックについて教えてください。
Newell 氏:自慢のサウンドトラックです!過去数年にわたり、ライセンスされる音楽のコレクションとしてサウンドトラックを制作してきました。ゲームの環境ごとに雰囲気が異なるため、細心の注意を払って、それぞれの環境に最適なプレイリストを厳選しました。プレイヤーが新しいアーティストを見つけて、聴いてもらえるきっかけとなるとうれしいです。
現在、プロジェクトには何人のメンバーが携わっていますか?
Newell 氏:Annapurna がコンソールへの移行を支援するチームを編成してくれましたし、Steven Green 氏がマスター サウンド デザイナーとしてさまざまな面で支援してくれましたが、基本的には私一人でプロジェクトに取り組んできました。