2016年6月22日

Warhammer 40,000:Eternal Crusadeの制作ストーリー

作成 Jeremy Peel

Behaviour Interactive は数年前に、Planetside 2 や Eve Online で使った参加者指向の体系的なワールドを使って、THQ が Dark Millennium で果たせなかった絶え間ない興奮が渦巻く世界観の実現に取り組み始めました。Behaviour チームは Diablo や Left 4 Dead を見て、エンドレスな MMO を作ってみようと思いました。それがそのまま「Eternal Crusade」となったのです。

「提携したテクノロジー企業は、他のゲームでは技術的には問題がありませんでした」と説明してくれたのは、シニア プロデューサーの Nathan Richardsson 氏です。「でも、1000 人ものプレイヤーが戦いを繰り広げる広大なオープン ワールドはうまく作れませんでした。」

皇帝の存続のための王座を 40000 人のキーパーなどの実現には技術が足りず、残念ながら Behaviour には実現が難しかったのです。今年の初め、アンリアル エンジン 4 で Eternal Crusade をマルチプレイヤー シューティング ゲームとして作成することを根本から検討しました。グローバル スケールでの派閥戦争がメタマップ上でトラックされ、戦いの結果は広大な戦場の Battlefield に表れます。 Steam Early Access で現在いくつかの戦闘をテスト中です。

「追及しているのは数字ではなく楽しさです」と Richardsson は語ります。「数字が楽しさを表すわけではありません。そこで、規模を小さくする代わりにシューターそのものに集中してみました。」 

「シューター」とは少し違うかもしれません。リード ゲーム デザイナーの Brent Ellison 氏によると、Warhammer 40K は今後かなり大規模になりますが、戦闘の基底は Warhammer Fantasy とその前の中世の戦闘ゲームだそうです。

「ファンは大喜びでした」と Ellison 氏。「スナイパー ライフルやレーザーのような武器を持っていても、戦いでは近くにある何かを急に使えることが必要になるのです。」

以前ではこの規模では滅多に考えなかったメレ (乱戦) を Behaviour は追加しました。Star Wars Battlefront では、ホスのトレンチでの一斉射撃によって Battlefront 式の範囲が増加しますが、Eternal Crusade ではプレイヤーに早く差を埋めるように促します。

「[メレ] にはほとんどのイタレーションを使いました。2 人のプレイヤーが近づいた時、両方に対して複数の高度なアクションを与えなければならない点がとても難しかったです」と Ellison は説明します。「誰か別の人が彼らの横に立ち、彼らを撃って 2 秒でキルする、という状況です。」 

Behaviour はショットガンを使ったゲームを削除して、物理パワーとレーザーバック タンクの戦場においても、武装した殴り合いが魅力的なオプションになるようにしました。できすぎと言えるくらい、メレはすっかりお馴染みになりました。

「目標は 50/50 です」と Richardsson は説明します。「我々が Early and Founders Access をした理由は、資金獲得のためではなく 25000 人からのフィードバックを楽しみたかったからです。資金は用意してありましたから。」

戦場の外では、プレイヤーは Destiny スタイルのハブを占領してワールド マップから戦いを選びます。例えば Space Marines の場合、今は味方が反皇帝側の派閥だけでも、あとで Eldar と Orks が加わることで、前哨基地の統制権を自分達に「逆転」させるために、Chaos プレイヤー軍の抑え込みに加担します。 

「大規模ユニバースを作るには、今これが実際的で効率的な方法です」と Richardsson と説明します。「メタ レイヤーをトップに、様々なゲームプレイ タイプを作成できます。Destiny は他のゲーム モードと同じマップを使っているので、我々も同じことをしました。」

Early Access での 15v15 マップは、かつての帝国の要塞世界 Arkhona の特定のポイントを表します。さらに規模が大きい 30v30 マップは、メタゲームの主要オブジェクトである要塞の役目をします。要塞を落とせば、その派閥の優位が保証され、勝利にぐんと近づきます。

「単なる派閥同士の争いではありません」と Ellison は説明します。「戦闘中、派閥には達成しなければならない特別な目標があります。」

通常 40K 方式 だと戦争しかないメニューの中にも多様性をもたせています。群れで動く Tyranid AI PvE は同じメタマップで解決されます。ペスト コントロールに積極的な派閥には、新しいボーナスが提供されます。

Behaviour の説明を聞いていると、このシステムは Games Warkshop という継続的な作戦により広大なレベルの権力争いに大きな意味を与えている Warhammer 自身と少し似ています。

Eternal Crusade はもちろん MMO ではありませんし、私達もそのように思っていました。では、World of Tanks はどうでしょうか。Crossout は?Co-op シューティングゲームの The Division は?Behaviour は、広範囲なものから小規模へと対照的なアプローチを試みてきました。

CCP Games と Eve Online で経験豊富な Richardsson は「現実になった瞬間」を覚えています。3000 人が参加する戦いは、よく考えてみると「楽しくない」と彼は打ち明けました。ですが、昔の野望は今もまだ輝き続けています。

「我々は Amazon のクラウドを使います。独自のゲーム用サービスを提供しているので、どんなサービスが使えるのか調べようと思います」と Richardsson は言います。「Google と Amazon は (そのうち) 大き目のバックエンドを追加することができるので、将来的に大規模な作業ができるようになります。いつか夢を叶えられるかもしれません。」

Warhammer 40,000:Eternal Crusade は Steam の Early Access で利用できます。

編集注記: PCGamesN は、長く続いている Making It in Unreal シリーズのためにアンリアル エンジンで制作された素晴らしいゲームを選んでそのデベロッパーにインタビューしています。エピック ゲームズは編集プロセスに関与していません。