Unreal Engine コミュニティは、昨年も引き続き、視覚効果の水準を引き上げました。ノミネート作品は、魅力的な大ヒット長編映画、親近感を与える VR の短編作品、驚くようなエピソードから成るシリーズ、イマーシブなアトラクションという幅広い形で、アイデア豊かな新しいストーリーを作り出しています。
Unreal Engine は今年の VES Award の受賞者にも使用されています。たとえば、マンダロリアンを制作した ILM のチームは、インカメラ VFX をキャプチャするために Unreal Engine を活用しました。また、ゲーム・オブ・スローンズのチームは、The Third Floor によるディテールに富んだプリビジュアライゼーションから得られた情報を活用してすばらしい作品を制作しました。受賞者の一覧は、こちらでご確認ください。
ほかにも、Unreal Engine を使用した作品が VES Award 2020 にノミネートされていました。Disney Animation による息を呑むような VR の短編、Myth:A Frozen Tale や、ILMxLAB によるイマーシブな冒険、Vader Immortal などでも Unreal Engine が使われています。

こうしたすばらしいプロジェクトのそれぞれが、現実とデジタルの境界が曖昧になっていることを示しています。それは、オーディエンスにとってだけでなく、セット上でも同様です。リアルタイムのツールを使用すると、従来の直線的なプロダクション パイプラインが、全体を通じてより流動的でコラボレーションを活かしたプロセスになります。バーチャル プロダクションによって、クリエイティブ プロセスのごく早い段階ですべての部門が最終的なショットについてよく把握できるようになります。撮影場所について仮想的に調査したり、グリーン スクリーンをフォトリアルな LED ウォールで置き換えたりすることで、チームが連携してクリエイティブ上の意思決定を早期に行えるようになります。バーチャル プロダクションの基本とその導入方法について理解するには、業界について幅広い情報を提供するリソースである、Epic Games の Virtual Production Field Guide をご覧ください。
ますます多くの映像製作者やアーティストが Unreal Engine を導入し、クリエイティブ プロセスの早い段階で最終的な品質の映像を手に入れています。Epic Games では、ILM、The Third Floor、Halon、Framestore、Disney Animation などの業界のリーダーや、多数のスタジオ、アーティストのパートナーとなり、皆様のバーチャル プロダクションの野心的なパイプラインを支援できていることを嬉しく思っています。
ノミネートされた皆様、受賞者の皆様、おめでとうございます!