インタラクティブ 3D とは?
インタラクティブ 3D とは、現実の世界と同じように、デジタルの世界に対してインタラクト (相互に作用) できる機能のことを言います。インタラクティブな 3D エクスペリエンスには、さまざまな形態があります。たとえば、Web ベースの動的なエクスペリエンスや、完全な没入感をもたらす VR/AR/MR (まとめると XR) のエクスペリエンスなどがあります。 インタラクティブ 3D の世界を理解するためには、手始めに、Epic Games の新しい動画『What is Interactive 3D?』(インタラクティブ 3D とは?) をご覧になるのが最高におすすめです。この動画では、Amanda Schade (Epic Games のコミュニティ マネージャー) が主な用語を定義するとともに、エンターテインメント/リテール/医療/製造/デザインの各分野でこのテクノロジーが実際にどのように利用されているか実例をあげています。
この動画は、教育者や学生、求職者の皆さんだけではなく、インタラクティブ 3D の世界が初めての人々にもわかりやすい概要を提供しています。
インタラクティブ 3D の働き
先に述べたエクスペリエンスすべての原動力となっているテクノロジーは、リアルタイム レンダリングと呼ばれるものです。このテクノロジーによって、たとえば、Weather Channel ではハリケーンや嵐のリアルなシミュレーションが作成され、ニュース キャスターが画面上でそれらの気象とインタラクトできるようになります。従来の 3D アニメーションで視聴者が見ている映像は、コンピューターによってレンダリングされた静止画像の集まりで構成されています。レンダリングとは、3D モデルを 2D 画像に変換するプロセスのことを言います。
多くの場合、映像すべてをレンダリングするには、1 台または複数のコンピュータで数日、数週間、あるいは数ヶ月かかることすらあります。さらに困ったことには、アーティストが少しでも変更を加えたくなると、丸ごと全部を再度レンダリングする必要があるのです。
リアルタイムのグラフィックスを使うと、コンピュータで生成された 3D のビジュアルがほぼ瞬時にレンダリングおよび表示されます。そのため、監督が特殊効果を変更したり、バーチャル セットで俳優と歩調を合わせることが容易になります。

このような没入型エクスペリエンスを制作するためには、Unreal Engine のようなリアルタイム 3D ツールが必要です。その制作プロセスにおいて、3D モデルをリアルタイム 3D エンジンに取り込み、モデルに動作とインテリジェンスをもたせることが可能となるのです。
ライティング/マテリアル/物理/AI/ユーザー インタラクション/オーディオ/アニメーション/VFX/シーケンサーによるシネマティックスなどを利用することも可能です。
出来上がる画像は単純なものではありません。探索しインタラクトできる 3D 世界が実現します。動き回ると、世界の見え方も変わります。まるで映画の中に入ったかのように、さまざまなものを見ることができます。

産業が変化するとともに、至るところでインタラクティブ 3D を目にするようになりました。それにともない、それらのエクスペリエンスを制作する人々の需要が爆発的に増えています。
さらに情報を得るためには?
雇用主が求めている特定のスキルや、創出され続けている新しい職務内容について詳しく知るためには、ぜひ、「Unreal Engine とリアルタイム 3D のスキルに対する需要がかつてないほど向上」というページをご覧ください。インタラクティブ 3D の概要がわかったところで、次は、リアルタイムのスキルをさっそく習得し始めましょう。「Unreal オンラインラーニング」には無料動画コースが複数用意されています。そのうちどれか選んで学習を開始しましょう。おすすめは、「Unreal Engine 最初の 1 時間」です。楽しい制作ライフを!