2014年2月18日

アンリアル・エンジン によるシミュレーションで認知症への理解が高まる

作成 Unreal Engine

Virtual Dementia Experience (VDE) (仮想認知症体験) は、Opaque Multimedia が無料のアンリアル・デベロップメント・キット (UDK), を使って Alzheimer’s Australia (アルツハイマー オーストラリア) のために開発したものです。これを使用することによって、認知症を患っている人が直面するフラストレーションと苦闘を体験することができます。

このシミュレーターは、メルボルンに本拠を置く Perc Walkley Dementia Learning Centre (Perc Walkley 認知症学習センター) に設置されています。認知症を患っている方は、朝いつもトイレの場所を探し、シャワーを浴び、ヒゲをそりますが、このシミュレーターを使用すれば、そのような患者の感覚を、お年寄りの介護に従事する人々や施設の設計者、さらには家族の方にも、直に体験してもらえるようになります。

Opaque の Norman Wang 氏は、シリアスゲーム開発のために アンリアル・エンジンのテクノロジーをどのように上手く活用できたかということについて語っています。また、通常のビデオゲームの設計手法をどのように、お年寄りの現実の生活における空間設計の改善に生かせるかということについても説明しています。

Virtual Dementia Experience のショーケースで、この取り組みに関する新たな情報を知ることができます。

Opaque Multimedia と Virtual Dementia Experience に関する詳細は、https://www.facebook.com/opaquemm をご覧ください。