2015年4月22日

ドイツ FMX でのアンリアル エンジンの基調講演

作成 Dana Cowley

エピックでは、ゲーム以外で 3D に関わる方々に対して、アンリアル エンジン 4 を使って、VR、ゲーム、映画制作を簡単にパワフルなものにする方法を学ぶための教育を強力に後押ししています。この流れの一環として、エピック チームのメンバーが 5 月にドイツのシュツットガルトに向かい、 FMX Conference  で講演します。このカンファレンスは、アニメーション、エフェクト、ゲーム、トランスメディアに関するものであり、欧州においてデジタル エンターテイメント分野で非常に大きな影響力があります。

エピックは VR コンテンツに関する公開討論会、ゲームエンジン パイプラインに関するプレゼン、VR の威力を活用した米国映画産業とゲームの融合に関する閉会のスピーチに関わっています。公開討論会には、マイクロソフト社の HoloLens グループと Industrial Light & Magic からの登壇者が参加します。

以下は FMX でエピックが関わるイベントです。

5 月 6 日 (水) König-Karl-Halle にて 10:30 - 12:00

公開討論会: Beyond the Hype:What it Really Means to Produce VR Content (熱狂の先にあるもの:VR コンテンツ制作の真の意味)

登壇者:(敬称略) Kim Libreri (Epic Games), Sebastian Sylwan, Rob Bredow (Industrial Light & Magic), Alex Laurant (HoloLens Experiences, Microsoft Studios), Mike McGee (Framestore), Paul Raphaël (Felix & Paul)

この公開討論会では、現実世界で VR コンテンツを制作する意味を模索します。パネリストたちは、VR 体験の全ての領域を扱う VR 空間の制作を最近完了したばかりです。新しいメディアのためにコンテンツを制作するうえでの現実世界での課題、この新しいメディアの利用を模索する過程で出くわした、よくある問題、非常に驚かされた発見などについて語ります。

5 月 6 日 (水) Meidinger-Saal にて 18:00 - 19:00

講演: Game Engine Content Pipelines (ゲームエンジンのコンテンツ パイプライン) :The Challenges Of Real-time Entertainment (リアルタイム エンターテイメントの課題)

登壇者:Ray Davis (Epic Games), James Golding (Epic Games)

うまく機能するコンテンツを制作するには、ゲーム開発で非常に多くの決定を下します。この講演でエピックゲームズはゲームとその他のリアルタイム アプリケーション (VRや建造物のビジュアライゼーションなど) のためのコンテンツ制作プロセスの概要について説明します。シーンがどのようにプランニングされるか、必要な様々なアセット、使用ツール、何がどのようにアンリアル エンジンに取り込まれるか、ライティング、アニメーション、スクリプティングなどがどのように実装されるかを探ってみてください。エピックのパイプラインを、VFX とアニメーションのパイプラインと比較し、将来どのような方向に進んでいくかを展望します。

5 月 8 日 (金) König-Karl-Halle にて 16:30 - 17:30

閉会の基調講演: VR:融合への道筋

登壇者:Kim Libreri (Epic Games) と Ray Davis (Epic Games)

映画とビデオゲームの融合は長いこと予測されてきました。しかし、2015 年になっても真のトランスメディア制作という意味でまだ実現された証拠はほとんどありません。コンシューマ向けに実現可能な仮想現実の到来とともに、こうした 2 つの業界の要素がついに一体となり、環境が整いました。VR は、両方のクリエイティブ産業の最高品質のものを活用して映画のストーリーテリングと没入感のあるインタラクションの新時代を先導します。これは、画期的な新形態のエンターテイメントになることでしょう。

エピックでは、VR の将来性が高いことを確信しており、UE4 がその中心にいられるように多くのリソースを投資しています。FMX にご出席の場合は、是非、エピックの Kim、Ray、James に一声かけてください。