2016.7.27

UE4 を使ったリアルタイム シネマトグラフィーが SIGGRAPH で受賞

作成 Dana Cowley

SIGGRAPH の Real-Time Live! に出席した方々は、画期的なリアルタイム シネマトグラフィーのデモを目の当たりにしました。このデモは、ビデオ ゲーム、映画、VR などに対して映像コンテンツをどのように制作するかという概念に真っ向から挑むものです。このコラボ作品は、SIGGRAPH award for Best Real-Time Graphics and Interactivity を受賞しました。

GDC 2016 の Hellblade:Senua’s Sacrifice のデモ をベースに拡張した今回のプレゼンテーション、“From Previs to Final in Five Minutes:A Breakthrough in Live Performance Capture” を制作するためにエピック ゲームズ、Ninja Theory、 Cubic Motion および 3Lateral が再び集結しました。わずか数分以内に、Hellblade をベースにしたシーンがライブ オーディエンスの目の前で撮影、編集、レンダリングされました。

リアルタイム シネマトグラフィーでは、デジタル キャラクターの顔の表情、ライティング、視覚効果、セットなどのあらゆる微妙なニュアンスをリアルタイムで最終的なレンダリングの品質で見ることができます。映画撮影のためキャプチャーするのではなく、新しいパワフルな シーケンサー ツールを使って、何もかもがデジタル 3D データとして直接アンリアル エンジン 4 でレンダリングされます。

House of Moves、 IKinema、 Technoprops および NVIDIA も、ライブ パフォーマンス ベースのショートフィルムをサポートしてくださいました。

このデモでは、関係者全員が、未知の領域に深く踏み込む必要がありました。荒削りのキャラクター表現しかできない従来のゲームや映像のプレビズ方式とは異なり、この実験的な技術を使用すると、“From Previs to Final in Five Minutes” で、キャプチャー、編集、再生、オフラインの 3D アプリケーションへのエクスポート、および任意の解像度で映像に出力することができます。このコンテンツは仮想現実のプラットフォーム向けにパブリッシュすることもできます。

「SIGGRAPH 2016 のReal-Time Live! で昨年に引き続き 2 年連続で Best Real-Time Graphics and Interactivity Award を受賞したことを光栄に思います」とエピック ゲームズの CTO、Kim Libreri は語ります。「このデモでは、エピック ゲームズ、Ninja Theory、Cubic Motion、 および 3Lateral から成るチームが、技術面、クリエイティブ面で、リアルタイム シネマトグラフィーの未来について考え、UE4 とそのシーケンサー ツールを使って現在作成可能な実際に動作するサンプルを示すことに取り組みました。

今後、アーティストや技術者が、こうした技術やテクニックを採用し、全く新しい世代のリアルタイム シネマトグラフィーを切り開き、インタラクティブ エンターテイメントとストーリーテリングを、かつてない効率と品質のレベルに引き上げることを我々は望みます。」

Ninja Theory のクリエイティブ ディレクターである Tameem Antoniades 氏は以下のように述べています。「我々の最終目標は、将来のゲームや仮想現実の体験で信じられないような没入感のある世界とリアルなキャラクターを特徴とする完全にインタラクティブな 3D 体験を作成する方法を見つけることです。我々のチーム間の素晴らしいコラボレーションは、こうした夢をみんなの役に立つものにするために大きな一歩を踏み出しました。

Ninja Theory の抱負について、CEO の Nina Kristensen 氏は語りました。「我々はこの新技術をプロジェクトに採用することに関心があるパートナーと提携することを楽しみにしています。ゲーム、VR、ライブ パフォーマンスなどジャンルは問いません。この新技術を、大変革をもたらすものとして捉え、この世界での可能性の限界を押し上げることを誇りに思います。」

Cubic Motion の会長、Andy Wood 氏は次のように述べています。「SIGGRAPH 2016 でのこのドリームチームの受賞によって、リアルタイム アニメーションが、仮想現実や拡張現実でリアリティーのあるデジタル ヒューマンを作る道を切り開いていくことを実証しました。これにより、ビデオ ゲーム、TV 番組、映画が制作される方法が、決定的に変わるでしょう。」

SIGGRAPH 2015 では、エピック ゲームズは UE4 で制作したアニメーション ショート フィルム 『A Boy and His Kite』 で Best Real-Time Graphics and Interactivity を受賞しました。今回の Hellblade の新たなコラボは、アンリアル エンジンの計り知れない可能性を改めて示したものであり、リアルタイム コンピューター グラフィックスとシネマトグラフィーにおいて飛躍的な技術的進歩の節目となりました。

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