Unreal Engine 4.26 がリリースされました!

2020年12月3日
Unreal Engine 4.26 がダウンロード可能になりました!ゲーム、映画やテレビ、ビジュアライゼーション、トレーニングやシミュレーションにおいてリアルなリアルタイム環境とキャラクタを作りあげる機能がさらに強化されました。バーチャルプロダクションツールセットがさらに進化し、高品質なメディア出力サポート、デザインレビューツールの改善なども含まれています。
 

さらにリアルなキャラクターとアニメーション

よりリアルな人間や動物を作り上げるには、ストランドベースのヘア、ファーシステムを使用して、高品質のヘア、ファー、フェザーのシミュレーションやレンダリングを行えることが必要です。Unreal Engine 4.26 ではヘアとファーシステムが実制作で使用できる段階になりました。新しいグルーム アセット エディタでプロパティの設定が可能で、DOF やフォグといった機能とも互換性があります。LOD 生成も内蔵しています。また、ローエンドのハードウェア向けにカードやメッシュを生成する実験的機能も追加しています。
キャラクターの動きというものも、リアルさにとって重要です。アニメーションに関して、モーションキャプチャデータといったアニメーションクリップをブレンドして、シーケンサー内部で新しいアニメーションを作成することが可能になりました。他のノンリニアアニメーションエディタでの作業と似たようなワークフローです。アニメーターはスケルトンアニメーションのプレビューを行い、スケルトンが次のスケルトンとどのようにブレンドするかを簡単に確認できます。そしてジョイント位置をマッチングさせることでクリップ間の遷移をスムーズに行うことが可能です。この機能は通常の FK/IK に加えてフルボディ IK ソリューション(実験的機能)も追加された Control Rig にも統合されています。

没入的で自然な世界と環境

あなたが制作しているものが、プレイヤーが探検できるオープンワールド、トレーニングのためのアウトドア地形、建築や自動車デザインをハイライトするための背景のどれであったとしても、ユーザーが没入できるリアルな自然環境を制作できる能力は非常に重要です。

Unreal Engine 4.26 では新しいボリュメトリック クラウド コンポーネントを使って、リアルなものからスタイライズされたものまで自由に空、雲、その他大気エフェクトを制作しレンダリングできます。このコンポーネントは Sky Atmosphere、スカイライト、2個までの指向性ライトとインタラクションを行うことができます。大気はメッシュや雲からのボリュメトリック シャドウを受けることができます。時間帯の変化に合わせて、ライティングもシャドウもリアルタイムに更新されます。さらに、新しく追加された環境光ミキサーウィンドウでは、大気ライティングに関連するすべてのコンポーネントを調整できます。
このリリースでは、海、湖、河川、島をスプラインで定義できる新しいウォーター システムが導入されました。河川の長さに加えて、深さ、幅、速度を調整し見た目を確認できます。海や湖では波のサイズ、強度、方向、勾配などを調整できます。このシステムには新しいウォーター メッシュ アクタが含まれます。クワッドツリー グリッドを使って近づいた際の表面ディテールをレンダリングし、離れると単純化したものにスムーズに遷移します。流体シミュレーションを内蔵し、キャラクターや車両、武器とのリアルなインタラクションが可能です。流体は地形にも反応します。海岸には波が反射し、川のフローマップにも反応します。

バーチャルプロダクション ツールセットの強化

バーチャルプロダクション向けのツールセットを各リリースで拡張、強化しています。今回のリリースでも様々な強化が行われました。その一部をご紹介します。
 
バーチャルプロダクション技術の進化にともなって、LED ボリュームの大規模化が進行しています。既存のハードウェアでより多くのピクセル数をサポートするために、GPU 間の非常に高速なデータ転送を可能にする NVIDIA の NNVLink といった技術を活用してました。これによって任意のビューポートを他の GPU でレンダリングすることが可能になります。例えば、ディスプレイ担当の GPU がシーン全体をレンダリングしつつ、他の GPU が内側錐台を処理してそのピクセルを最初の GPU に戻るといったことも可能です。 
新しい REST 準拠のリモートコントロール API を追加しました。Unreal Engine の UI からパラメータや機能ライブラリを簡単に集めてカスタマイズ可能なプリセットを作成できます。プリセットは Unreal Editor のパネルで使うことも、ウェブアプリケーションのダイヤル、スライダー、カラーピッカーといったウィジェットにもコーディングなしでシームレスに接続して使用できます。例えば、ステージ上のアーティストが、iPad から簡単に空の回転角度や太陽位置を調整する、といったことも可能になります。バーチャルプロダクション以外でも、放送やライブイベントなど、技術者以外のユーザーがリアルタイムにリモート操作で変更を行う必要がある場合に有用です。

高品質メディア出力の強化

Unreal Engine 4.25 で追加された ムービー レンダー キューでは累積したアンチエイリアスとモーションブラーを含む高品質なフレームを作成できます。映画やテレビ、動画、マーケティングや、印刷向けの非常に高解像度の画像素材などをレンダリングできます。
今回のリリースでは、ムービー レンダー キューからマット ID、カメラモーションベクター、Z 深度、アンビエントオクルージョン、リフレクションなどのレンダリング パスを出力できるようになりました。出力した画像をさらにコンポジットや写真編集アプリケーションで洗練させることが可能になります。 

また、ムービー レンダー キューとビューポートの両方に OpenColorIO (OCIO) サポートを追加しました。任意のカラー空間での作業が可能になると共に、ターゲットプラットフォームで意図した通りに色が表示されることを保証します。
さらに、マルチチャンネル EXR、Apple ProRes と Avid DNxHR コーデック、Final Cut Pro XML EDL の出力機能、レンダーファーム向けのサポートも追加されました。

共同デザインレビューのさらなる効率化

VR/AR/デスクトップでマルチユーザーによる共同デザインレビューを実現する Collab Viewer テンプレートに、ユーザビリティとパフォーマンスに関する大幅な改善が行われました。共同デザインレビューのユーザー体験が向上し、より多くのユーザーがセッションに参加できるようになりました。さらに、エンジン内の P2P プロトコルを使った VOIP による参加者間のボイスコミュニケーションのサポートも追加されています。

他にも様々な新機能や改善点があります!

ご紹介したのは Unreal Engine 4.26 の新機能のごく一部です。Chaos(ケイオス) 物理システムやリアルタイムレイトレーシングの改善、GPU Lightmass、新しいバーチャルカメラシステム、強化された DMX サポート、新しい Rhino と Navisworks 向けの Datasmith エクスポータ プラグインなども含まれています!新機能と改善に関する詳細についてはリリースノートをご覧ください。
 
一部の機能はベータ、もしくは実験的機能で、実制作での使用には適していません。詳細についてはリリースノートをご確認ください。

    Unreal Engine 4.26 を入手しましょう!

    既に Unreal Engine を使用しているユーザーは、 Epic Games Launcher から Unreal Engine 4.26 をダウンロードできます。今回はじめて使用するユーザーの場合は、以下のリンクをクリックして開始しましょう。皆さますべてが、新しい機能やアップグレードを楽しまれることを願っています。そして、フィードバックをお待ちしています!
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