2017年3月9日

UE4 Sapporo Meetup 25 Feb. 2017

作成 Tsuyoshi Maehana

Unreal Engine 4 Sapporo Meetup! (2/25)を  2017/02/25 に開催しました。講演の内容や全体の雰囲気については、イベントページの各資料と Togetter を参照ください。

ここでは今回の Meetup で主題においた、交流中心の設計とその結果についてまとめたいと思います。

Meetup の動機

 

今回の Meetup 開催の直接的なきっかけは、てんちょーさんが来月から東京へ就職するということで、札幌を離れる前にイベントをやりたいというものでした。もうひとつ、今回の設計について影響を受けたのは Epic Game Japan のコミュニティマネージャである今井さんがシェアした、「自称・ミートアップはもうやめよう!」というエントリからです。

札幌ではこれまで3回の UE4 Meetup が開催されています。講演が中心の開催が多く、第3回目では参加者との交流も図りたいと思い、パネルディスカッションの司会を行っていた自分が参加者へ話題を振るなどしてみたのですが、交流と呼ぶにはやりとりが少ないものでした(パネリストの方のお話は素晴らしかったので企画自体は成功したと思っています!)

地元での UE4 ユーザーがあまり増えていない実感も有り( GGJ 札幌では Unity のチームが多数)、参加型、交流型のイベントを行いたいと考えていたところに上記のエントリを見て、今度は Meetup をやりたい、と強く考えていました。

Meetup の設計

 

当日 Meetup タイムのスライドはこちらです。おおまかな流れとしては4-5人のグループに分かれて、各人がテーマを出し合い、メンバーが話したいことを話す。20分でグループ変更、という流れです。ワールドカフェの進め方を参考にしていますが、参加者の動機や立場に多様性があると想定していたため、テーマを固定にはしませんでした。

大きな模造紙に書いていくのではなく、付箋に話した話題と、感じたことを書いていてもらったのも複数のテーマを話しやすくすること、準備の負荷を下げること。そして付箋で完結することによって、他のグループで話したこともみんなに壁に貼ってもらうことで共有できる形を狙いました。

他に考慮した点としては、始めに全員に簡単な自己紹介をしてもらうことで全員の顔と名前、参加の動機など簡単ではありますが全員のことを知った上でスタート出来るようにしたこと。話すのが得意ではない人が黙ったままにならないように話す人トークンを用意したこと(使用は強制しませんでした)。話すテーマが出しづらい人にサンプルを提示したことです。自分が参加したグループでは各人が上げたテーマを選ぶときに、自分以外が書いたテーマのひとつにマークを書く方式で決めましたが、それぞれのグループで詰まることなく進められていた様子でした。

Meetup の結果

 

参加していただいた方からは、かなり良い反応をいただけました。 UE4 をこれから触ってみよう!という方や、飲み会じゃないと話せないと思っていたけどイベントの中でも話せた!という方。何より自分も含めて楽しかったという声が多かったのではないかと思います。

話題に上がったことの分類や、視点、構造の分析などをしてみようかと思ったのですが、付箋とメモが並んだ画像を見ると、多くの話題がそれぞれに活き活きと話された様が浮かんで、これはこのままで良いのではないかと感じました。

今回は参加者の経歴や UE4 の経験も非常に多彩でしたが、一定人数の経験のある、詳しい人がいて、直接質問をしたり、生々しい話を聞ける場にもなっていてよかったなぁと思います。

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反省点としては、みんなから上がった話を全員で振り返ったり、共有する場があると、より良かったのではないかと感じています。次回の開催は未定ですが、また話したい、集まりたいという気持ちや声が高まったら、是非やりたいと思います。

最後に

 

これまで自分が体験してきたイベントやワークショップを参考に、なるべく参加者同士が交流できることを目的に Meetup を開催しました。言葉の定義上では「○○のやり方としては正しくない」というところもあると思います。改善点や、より楽しんだり、深く意見を交わせるような良いやり方があれば是非ツッコミいただければと思います。

また、このエントリではあまり触れませんでしたが、登壇いただいた3名、彼にしか出来ないセッションを繰り広げてくれたてんちょーさん。 UE4Editor の拡張という初心者が挑むにはハードルがあるテーマに取り組んで発表まで仕上げてくれたmaoさん。道内とは言え遠路はるばる来ていただき、とても美しい Japanese Garden の制作についてお話いただいた、はのばさん。また、予定を調整して駆けつけていただいた今井さんに大感謝です。

最後に和牛先生に著書であるBlender本にいただいたスペシャルサインがとても素敵だったので、この画像で締めたいと思います。ありがとうございました!

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(※こちらの記事は、ブログ sandinist より転載されたものです)