UE4はどなたでも無料でダウンロードしていただくことが可能になりました。将来のアップデートもすべて無料です!
ダウンロードしたUE4は、ゲーム開発や教育、建築、ビジュアライゼーションやVR、映像制作やアニメ等、様々な用途にご利用いただけます。ゲームやアプリケーションを販売・出荷された場合には、四半期ごとの総売上のうち3千ドルを超えた部分に対して5%のロイヤリティが発生します。UE4ユーザーの皆様が成功を収めて初めて、我々Epicもそのお裾分けをいただくというビジネスモデルです。
UE4はEpic Games自身のゲーム開発にも利用されている統合的開発環境です。インディープロジェクトからハイエンドな超大作まで利用可能で、すべての主要プラットフォームに対応し、C++コードもすべて含まれています。我々が目指すのは、ユーザーの皆様がどんなことでもできるように、そしてスケジュールや進捗を完全に管理できるように、必要なものすべてをご提供することです。ゲームを制作してリリースするために必要なものは、UE4やマーケットプレイスの中にすべて揃っています。あなたの作り上げたものをぜひ他の方々と共有してください。
UE4のエコシステムでの開発
UE4が提供するのは、単なるツールやソースコードではなく、もっと大きなエコシステムです。フォーラムでのチャット、Wikiでの情報交換、AnswerHubでのQ&Aへの参加、GitHubを通じた共同開発プロジェクトへの参加、マーケットプレイスでのコンテンツ購入や配信・・・これらすべてがUE4のエコシステムを構築します。
初めてUE4に触れる方には、たくさんのチュートリアルビデオとドキュメントがサイト上に揃っています。さらに、すぐにゲームが作れるテンプレートや、サンプル、その他のコンテンツも豊富に用意されています。
Unrealをフリーに
2014年3月、我々はUE4のサブスクリプションモデルを導入し、どなたでも月額19ドルでUE4を利用できる仕組みをスタートさせました。ソースコードがオンライン上にアップされ、サインインした方はどなたでも入手いただけるようになりました。この大きな変革がどのように受け入れられるか、我々は祈るような気持ちでユーザーの皆様からの反応を見ていました。
この一年間はEpic Gamesのすべての人間にとって、嵐のような日々でした。UE4のコミュニティは予想以上に大きなものへと拡大しました。UE4を利用して制作されたコンテンツのクオリティやバラエティの豊富さは、想像を絶するものになりました。今年のGDCで展示するため、UE4で制作したプロジェクトを募集したところ、ものすごい数の応募が集まり、我々は100本以上の素晴らしい最終候補の中から、たった8本を選ぶという非常に苦しい選択を強いられることになりました。
サブスクリプション開始後の一年間は予想を遥かに超えて素晴らしいものでした。そして今、もっと多くのユーザーにUE4を試していただくためには、障害は取り除かれるべきだとの結論に至りました。そうすることで、より多くの人々がクリエイティブなビジョンを実現させ、未来を現実化してくれるはずです。これが今回、UE4の月額課金を無料にした理由です。
コミュニティが可能にしたもの
サブスクリプション初年度の昨年中に、UE4をお試しいただいた皆さん、ありがとうございました!皆様にご参加いただき、数々のフィードバックをいただいたことで、UE4をより使いやすく、よりパワフルで、より優れたものにすることができました。この1年間に7回のメジャーアップデートと、12回以上のマイナーアップデートを実施できたのは、ひとえにご利用いただいた皆様のお陰です。
無料化にあたり、既にサブスクリプションにご加入いただいていた皆様には、直近の月のお支払い分を返金いたします。さらに、これまでにUE4サブスクリプションの月額課金をお支払いただいた方には、Epic Gamesからの感謝の気持ちとして、マーケットプレイスで利用可能な30ドル相当のクレジットをご提供いたします。
無限の未来へ
現在、ゲーム業界は過去にない大きな変革の時期を経験しています。バーチャルリアリティやオーグメンテッドリアリティの興隆、インディーディベロッパーによるコミュニティの拡大といった新しい動きが、競争の激しい市場へ新たな刺激を持ち込み、誰もが競争の中で抜きん出る方法を模索しています。
しかしながら、独立した開発会社としてのEpic Gamesの25年の歴史の中で、今日ほどディベロッパーにとってチャンスの大きな時代は未だかつてありませんでした。開発者として皆さんの目指すものがどんなものであれ、Epicは根幹技術の提供者として、そしてUE4を利用したゲーム開発を行う仲間として、これからも皆さんと共に進んで行きたいと願っています。