「Unreal Engine は自動車業界から映画での技術革新まで、非ゲーム業界で一番人気のあるリアルタイムエンジンです。素晴らしいツールです。膨大なデータセットの扱いを可能にし、ユーザーに無限の可能性と高品質のレンダリング、そして、何より、リアルタイム環境を提供しています。」と、Krasemann 氏は説明します。

Lead Developer の Manuel Veit 氏も同意見です。「Unreal Engine は流れを変えています。このエンジンによって、最先端のレンダリング技術にアクセスできるだけではなく、しっかりした開発フレームワークも手に入れることができます。パフォーマンスにおいても画像の品質においても Twinmotion をより高めることができるようになりました。」
Lead Artist の Fabrice Picou 氏は補足します。「Unreal によって PBR(物理ベースレンダリング)ワークフローについても触れることができ、マテリアルの品質がかなり向上しました。リアルタイムエンジンで作業をして建築についてフォトリアルなレンダリング結果やリアルタイムの没入型 VR エクスペリエンスを作り出せるようになったのはこれがはじめてです。」

Twinmotion は Unreal Engine の力を活用しつつ、ユーザーフレンドリーな UI、数千個のアセットを含むライブラリ、そして建築に特化してデザインされた機能を追加しています。美しい夏の日から冬の雪嵐に 2 クリックで変更できる天気システムや、指定したパスを動き回るデジタルヒューマンを簡単に追加できる機能などが用意されています。
Revit と ARCHICAD との直接のリンクにより、建築家のワークフローは劇的に単純になります。Twinmotion はソースとなるソフトウェアの BIM 情報すべてを取得し、基本的なビルボードを Twinmotion の 3D アニメーション付きオブジェクトに自動で置き換えます。ソースとなるソフトウェアでモデルやマテリアルを変更すると、その変更を Twinmotion 内で即座に確認できます。
インターフェイスがシンプルなので建築家のユーザーは高品質な結果をすぐに、学習の手間もなく得ることができます。ただ、もしデザインで複雑なシミュレーションやビジュアライゼーションを行いたいと思っても、これまでは先に進むことができない状態でした。
昨年ラスベガスで行われた Autodesk University (2018 年 11 月 19 日- 21 日)では、Twinmotion は SIGGRAPH 2017 でアナウンスした UE4 へのブリッジ機能の技術プレビューについてデモンストレーションを行いました。このブリッジ機能により、建築家は Twinmotion を手軽なプロトタイピングツールとして使用した後に、デザインの作業を Unreal Engine で続けることができるようになり、Twinmotion の限界を超えることができます。
Twinmotion のマーケットにおいて、この機能は競合ソリューションが「ブラックボックス」であることによるフラストレーションを取り除き、ソフトウェアが提供する機能の範囲に縛られることからユーザーを解き放つものになります。Unreal Engine が提供する可能性の広がりを手に入れ、Twinmotion のカスタマーは真に他と違ったすぐれたインタラクティブエクスペリエンスや VR エクスペリエンスを作り出せるようになるでしょう。
Krasemann 氏は述べています。「Unreal がベースとして実行されていることは素晴らしい利点です。ライトのベイキングや、ドアを開けるといったインタラクションの追加、といった Twinmotion に用意されていないオプションもユーザーが利用できるようになります。Unreal を使用することで新たな物語を語ることができるようになるのです。」
利用可能になる時期についてですが、Twinmotion によると、まだ開発を続けていてでリリースは次の夏を予定しているとのことでした。とても楽しみですね!
あなたの Twinmotion プロジェクトがブリッジ機能で UE4 に移った後に、どのような可能性が開けるか試してみたいと思いませんか?Unreal Engine を今すぐダウンロードして下さい。