Unreal Engine をオンラインで教える/学ぶ

真実味のある授業を
自分らしく自然に。完璧でなくても大丈夫。感情を表に出しましょう ― それが本当に感じたことであれば。沈黙は、質問やコメントに有効な場合があります。ただし、最初は生徒たちも気まずいかもしれませんが大丈夫です。失敗と間違いは、教えるための素晴らしいきっかけとなります。歓迎しましょう！ 

何かが上手くいかないという状況を目にすることは、生徒たちにとって素晴らしいことなのです。それによって、先生がリカバリーする様子を見ることができるからです。Unreal Engine のトラブルシューティングのスキルをもっているということ、そして、解決策の見つけ方を知っているということは、きわめて重要です。ですから、ライブで問題を修正することは恐れる必要はありません。

話をしましょう。過度にリハーサルされたように見えてはいけません。今この時を大切にしましょう。私たちは全員、発見と理解の旅を一緒にしているのです。 

インタラクティブを忘れずに
投票は学習者にとって役立ちます。特にセッションの最初と最後に行うとよいでしょう。投票は、生徒たちにとっては面白いものであり、楽しいものです。教師にとって有益なだけではないのです。また、各セッションの最後に投票してもらうことによって、次回セッションに使うオプションのコンテンツを検討することも可能です。学習者は、学習において自分たちの意見が反映されていると感じられれば、より楽しく、より集中しやすくなることが多いのです。

バーチャルなホワイトボードを使って、その場で思いつくグラフィカルな説明を、重要な事項や複雑な事柄のために行ってみましょう。絵を描くスキルがそれほど高くなくても大丈夫です。たいていの生徒たちは、そのコースのために払われた努力やユーモアを評価するものです。感圧式のタブレットとペン (たとえば、Wacom 製のもの) を使うと、もっと絵をうまく描けるようになるかもしれません。

ステップ バイ ステップで
授業が始まったら、生徒たちの状況を定期的にチェックしてみてください。理解する時間を与えましょう。実践形式の授業ならば、やって見せたことを生徒たちにもやらせる時間を与えてください。

切り分け的なやり方をとったりトピックスを分割することによって、生徒たちが授業で複数の成功を得られるようにしてあげましょう。生徒たちは、正しい方向に進んでいて、実力がついていると実感できるはずです。

チェックポイント ファイルを用意しましょう
生徒が何かの重要事項を見逃してしまった場合でも、再度取り組むことができ、完全に失われることはなくなります。

オンラインでのチームのコラボレーション

ゲーム業界では、リモートワークとチームの分散が普通のことなのですが、教育界ではそれほど活用されてはいませんでした。たいていの大学は、従来型方式をとっており、物理的に出席してその場で共同作業することを前提としています。 

生徒たちには、リモートのチームで作業しながら、スキルを身につける機会があります。一緒にプロジェクトに取り組むのです。下の動画をご覧になると、Unreal Engine を使った共同作業やチームワークがもっと詳しく分かります。
 

ツールと手順
レビュー ツールと決まった手順を用意することが、きわめて重要です。どの部分にもっと労力をかけ、どの部分がうまくいっているのか、チームの人たちに理解してもらう必要があるからです。方式はいろいろあります。非常にハイテクなもの (マークアップ言語と同期したストリーミング) もあれば、ローテクなもの (メモが付いたスクリーンショット) もあります。
 

Epic による学習コースでは、ブレンド型学習ですでに成功を見ています。学習する人たちは、ライブの授業に先立って、事前に録画されている教材を見ておくことができます。それによって、授業時間は、質疑応答のために使って、深く学習することが可能となります。単に講義を行うために時間を費やすだけではないのです。

ブレンド型学習方式を取ると、生徒たちは、より自由な学習ペースを取ることができ、必要に応じてオンライン コンテンツを止めたり戻ったりできます。また、オンライン講座を完了させる時期や、コンセプトを学ぶためにたどる経路を選択することも可能になります。

Epic は、無料のコースの大規模なライブラリとラーニング パス (学習経路) を用意しています。基礎から応用的なブループリントのコンセプトまで多岐に渡るため、現在のあなたの学習カリキュラムに組み込んで、非同期のブレンド型学習方式として利用可能です。

これらのガイドのすべてには、ゲームのプロジェクトのファイルとサンプル コンテンツが含まれています。さらに、ご自分のカリキュラムに取り入れることができるレクチャー/クイズ/テストも含まれています。ガイドは、クリエイティブ コモンズ ライセンスのもとに配布されており、必要に応じて自由に改変させることができます。これらのガイドはこのページから無料でダウンロードできます。

学生のための特別ヒント

スケジュールを作成して効率的に学習しよう 
気に入ったツールを使って、プロジェクトと勉強の計画を立てましょう。紙でリストを作ってもいいし、洗練されたプロジェクト管理プログラムを使うのもよいでしょう。ただし、目標と時間をしっかりと設定しておきましょう。Pomodoroを使って、自分自身の進捗を管理することも検討してください。

仲間の学生とつながりをもとう
そのためのチャンネルをすでに用意している大学もあるでしょう。もしない場合は、提案してみるのもよいでしょう。あるいは、お好きなやり方で他の学生たちとつながりをもち続けましょう。孤立しているからといっても、孤立が必要ということではないのです。

スタッフや先生とつながりをもち続けよう 
可能ならば、一対一での会話をするために時間をとりましょう。先生からすぐに返事が返ってこなくても、気にする必要はありません。先生たちは生徒の味方ですから。すぐに返答したくてもできない場合もあるのです。急いでいる場合は、再度呼びかけてみましょう。 

学校からの連絡は遅れずに目を通しましょう
大学が電子メールやオンライン掲示板などを通じて発信してきたものを読みましょう。求められている場合は返信しましょう。アンケートであっても、時間割の変更に対する同意であっても、返信してあげましょう。そうすることによって、全員にとって格段にスムーズに事が進むことになります。 

自分のために勉強専用の空間を作りましょう
これはいつも可能というわけではありません。しかし、少なくても、人間工学的に正しい勉強の仕方を目指しましょう。選択の余地がない場合は別として、ソファーやベッドで勉強しないようにしましょう。

身体面/メンタル面/感情面で自分をケアしよう 
たいていの大学には、必要な場合に、連絡できるシステムが用意されています。学生課に相談しましょう。現状をしっかりと把握しておきましょう。