2012年11月7日

2012年11月のベータ版 UDK リリース情報

作成 Unreal Engine

2012年11月6日 – Epic Games Incは、2012年11月アンリアル・デベロップメント・キット(UDK)ベータ版をリリースしました。 UDKはアンリアル・エンジン 3 (UE3) の無償バージョンです。過去に数々の賞を獲得した大ヒットゲーム開発や, 建築物のビジュアル化, モバイルゲーム開発にも使用された3Dゲームエンジンと、プロ仕様のツールセット、3Dレンダリング、デジタル・フィルム やその他の機能を提供します。最新のUDKベータ版はhttp://www.unrealengine.com/en/udk/downloads/からご利用になれます。

アップデートのご紹介

2012年11月にリリースされたUDKは、多くの新オプション機能をモバイル開発者に提供します。iOS6、Retinaディスプレイ、Apple社からリリースされたiOSデバイス全てに対応する最新技術も提供されます。 UE3の新モバイルシェーダーアナライザーに加えアンリアル・ランドスケープの新モバイル・マテリアル・システムは、最高品質のビジュアル開発を可能にします。 11月にリリースされたUDKでは、新しいPerforceセットアップ・ウィザードも紹介されます。ゼロからの新プロジェクトのスタートを容易にするツール、LogitechのG-key、LEDのサポートなどその他多くのサポートが提供されています。

新機能とその機能性

iOSアップグレードへの対応

  • iOS 6 のサポート
    • デフォルトでビルドにiOS SDK 6.0を使用
    • ミニマムサポートのiOSは4.3
  • Retina ディスプレイのサポート
  • iPhone 5第5世代iPod touchをサポート 
  • iPad mini第4世代iPadA6Xプロセッサー向け最適化
    • 第4世代iPadに対応し、最適化が迅速かつ容易に!
    • 新型デバイス全てに対応した新iOSコンフィギュレーション・セッティングを追加

モバイル向けアンリアル・ランドスケープ

  • コンソール/PC向けUE3で威力を発揮してきた地形形成ツールがモバイル対応!
  • モバイル向けマテリアル・システムも同梱
  • モバイル・エミュレータープレビューアーに対応
  • モーフィングLODPhysX コリジョンをサポート
  • 詳細は、UDN をご覧ください。

 

 

モバイル・シェーダー・アナライザー

  • 新しいモバイル・シェーダー・アナライザーツール により、各マテリアルがどのシェーダーを構成しているのか、相違点は何か等を判断可能に!

 

  • 新しいコマンドライン オプション: (-DebugFullMaterialReport (cooker), -DebugMaterialLog= (cooker), DebugMaterialKeyMaxCount=<#> (cooker), -DebugShowWarmedKeys (runtime))
  • モバイル・シェーダー・グループにより、マップで使用されているゲーム・コンフィギュレーションの関連付けが可能に。特定のマップがロードされるまでシェーダーをコンパイルしない設定が可能になり、立ち上げ時のロード時間短縮につながります。
  • Fogシェーダーのモバイル・デバイス上でのイタレーションをオフにするコンフィグ・フラグにより、シェーダーの数を減らし、ロード時間の削減が可能に。

プリミティブ・トラッキングの改善

  • 各レンダリング・プリミティブをステップ実行可能なトラック・プリミティブモードが、コンソール・コマンドとしてモバイル・デバイスでも使用可能に。
  • 単一のドロー・コールのデバッグや、ドロー・コールのサブセットのパフォーマンス計測時に非常に有用です。
  • コンソールコマンドはPRIMに続けて:
    • NEXT: 次のプリミティブを選択
    • PREV: 前のプリミティブを選択
    • RESET: 選択をクリア、デバッグモードをオフ
    • MODE: 選択したアクションをサイクル
  • モードは3種類:
    • Isolate: 選択されたプリミティブのみをレンダリング
    • To: 選択されたプリミティブまでの全てのプリミティブをレンダリング
    • From: 選択されたプリミティブから始まる全てのプリミティブをレンダリング

Perforceセットアップ・ウィザード

  • UDKインストーラーを通じて、Perforceサーバーのセットアップをウォークスルーで設定可能

クリーン・スターター・プロジェクト・ツール

  • 最低限のコードとコンテントで「クリーン」な状態から開発を開始することが可能に。
  • 新たしいゲームをゼロから開発する時に最適!

モバイル向け最適化 

  • GameFramework.MobilePlayerInputbCollapseTouchInputを追加。デフォルトは「off」ですが、「true」に設定すると類似した入力を排除し、ゲームのプロセッシングに送られるイベントの数を削減可能。
  • ProfNodeStartProfNodeStop のログ出力用の簡易プロファイリング・ノードとして利用可能に。アウトプットの冗長性はProfNodeSetTimeThresholdSecondsProfNodeSetDepthThresholdでコントロールできます。
  • LocalPlayerにFastProjectFastDeProjectが追加。プロジェクションとデプロジェクションを管理するもので。以前のProjectとDeProjectの高速版。
  • 実際のデバイスにより近いポストプロセッシングを使用したモバイル・エミュレーション
  • Binariesフォルダー・グループに新しいコマンドラインツールIPAViewer.exeが追加され、iOS向け、「.IPA」ファイルのコンテンツをディスプレイ。
  • iOS向けhigh-resolution threading が、マルチコアデバイスのみで使用可能になりました。iOSの ハイ・レゾリューション・スレッディングがマルチコア・デバイスのみ使用可能に。

LogitechのG-keyとLEDサポート

G-key SDK DLL
  • キーボードヘッドセットユーザーは、ゲーム中でキーボードショートカットではなくG-keyを利用可能。
  • マウスについても基本的なWindows向け5ボタン構成以上のボタンを利用可能。
LED SDK DLL
  • LEDライトが装備のキーボードとマウス関して、ゲーム側から色に影響を与えることが可能に。
  • これにより、赤色による警告、色の変化による雰囲気の演出、プレイヤー体力の色による表示といった、様々なクリエイティブなアイデアを実現できます。
  • 詳細はこちらをご参照ください。G-keyこちらLEDこちら

ボーナス要素: Epicアートツールの無償提供

  • Epic GamesのSenior Environment Artistである、Warren Marshallによって開発されたアートツール、Carapaceを無料でご提供します。こちらからダウンロードしていただけます。

 

 

 

 

 

 

 

 

最新のニュースとショーケース

Make Something Unreal Live 2013を正式表明

欧州の高等教育機関にフルタイムで在籍する学生なら誰でも参加できる国際的なゲーム開発コンテストMake Something Unreal Live (MSUL) 2013 開催の正式発表がされました。

2013年4月のGadget Show Liveでクライマックスを迎えるコンテストでは、優勝者に付与されるアンリアル・エンジン4ライセンスの争奪戦が繰り広げられます。MSULは野心ある ゲーム開発者が才能とスキルを発揮する場を提供します。4組の最終チームはゲームの再処理を迅速に進めながら、MSUL審判群と観衆の想像力を刺激する ゲーム開発を一日に2度ライブで紹介します。 

こちらに関する追加情報はhttp://www.unrealengine.com/msul/をご参照ください。

ショーケース

Dishonored(ディスオナード)

Dishonored』は新FPSアクションアドベンチャーゲームで、「ダンウォール」という街が舞台となっています。19世紀のロンドンを思わせる絵画調な世界に仕上がり、ファンタジー、サイエンス、フィクションジャンルから成るスチームパンクスタイルの影響を受けています。

 

Lost Planet 3

株式会社カプコンとSpark Unlimitedにより、アンリアル・エンジン3を搭載した惑星E.D.N.-3rdで引き続きアドベンチャーが繰り広げられます。オリジナルゲームの 過去を描く『Lost Planet 3』は、原住生物エイクリッドとの戦いをシングルプレイでも楽しめるTPSシリーズ最新作です。

 

デモンズ・スコア

モバイルプラットフォーム向けリズムアクションゲームは珍しくありませんが、アンリアル・エンジン 3 (UE3)技術を活かしたグラフィックスに加え、日本有数のコンポーザーが起用されたブレイクアクションビーツゲームとなるとどうでしょうか?イニスとスクエアエニックスの創造力と技術力が集結した『デモンズ・スコア』が紹介されました。

 

YEI Technology

Yost Engineering, Inc(YEI)は、アンリアル・エンジン 3(UE3)テスト環境においてマーカーレス技術を用いたフルボディモーションキャプチャと、ヘッド・トラッキングバーチャルリアリティ技術のリアルタイムデモを発表し、アンリアル・デベロップメント・キット (UDN)の画期的な活用法を紹介しました。

 

UDNページの新規追加と更新

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