ROTU Entertainment はマサチューセッツ州ボストンにある没入エンターテインメントスタジオです。Hot Dogs、Horseshoes & Hand Grenades、République といったゲームの開発を助けた、Valve や Capcom など出身の才能ある開発者によって構成されるチームです。
会話についてのメッセージングを伝える VR シリーズの第一作である Rhythm of the Universe: Ionia を現在開発中です。CEO の Jason Parks 氏は以下のように述べています。「ROTU では現実世界の問題へのアウェアネスを高めるためにクリエイティビティを活用する方法を模索しています」
開発者がセルフパブリッシュするか、パブリッシャーを見つけるべきかについて Park 氏は以下のように考えています。「何かミッションやビジョンがあるのであればセルフパブリッシュを考えるのがよいと思います。それがスタートとなって、ゲームを成功させるのに必要なリソースを見つけることができるでしょう。私たちの場合はそれで上手くいきました。セルフパブリッシュの道を選んだことに満足しています」
資金を得る方法については Park 氏は以下のように述べています。「私たちのプロジェクトすべては、非営利団体によって出資されたものか、非営利団体に直接関係があるものです。また、私たちのビジョンと方向性に賛同したヨーロッパやアメリカの戦略投資家もプロジェクトに出資しています。もし人々が賛同して支持するようなビジョンやミッションを持っているのなら、戦略投資家を探すことも選択肢に入れることができます」
非常に高い志を持ったゲームを実現する資金を得るために、チームはパブリッシャーを探しました。Nodding Heads Games の 3D 環境アーティストの Shreyash Pai 氏は以下のように語りました。「高い開発コストから、パブリッシャーと協力するというのがゲームを実現する上での唯一の選択肢でした。」パブリッシャーを見つけるということが、ゲームの成功への道のりにおける難しい課題にもなりました。「パブリッシャーを見つける前にすべての貯金をプロジェクトに注ぎ込むことになりました。Kickstarter に挑戦しましたが、不幸にも成功することはできませんでした。[共同創業者の] Shruti [Ghosh] 氏はプロジェクト資金のために家を売ることになりましたが、それのおかげでUnreal Dev Grant を獲得することができました。Dev Grant によって私たちは復活することができました。貴重な時間を確保して、[パブリッシャーである] Super.com と契約を結ぶことができたのです。」
経験を振り返った Pai 氏は以下のようにアドバイスします。「インディー開発者のみなさん、聞いてください。同意を締結するには6ヶ月、もしくはそれ以上かかります。交渉を行い、弁護士も関わることになるからです。これは私たちにとっても、新たな学びでした」
Nodding Heads Games の共同創業者の Ian Maude 氏は以下のようにアドバイスします。「困難な時に備えましょう。あきらめてはいけません。チームとして、個人としてできることの見通しや発言については現実的になる必要があります。そして、これをただのプロジェクトとして見るのではなく、商業的な冒険的事業として見る必要があります。結局のところ、売り込む必要があるのです」
Raji: An Ancient Epic は Nintendo Switch、PlayStation 4、PC、Xbox One で発売中です。ゲームについての詳細についてはhttps://rajithegame.com/ をご覧ください。
Cellar Vault Games の場合
Cellar Vault Games はマレーシアの小さなインディー開発者です。先日セルフパブリッシュでホラーアンソロジーシリーズ Short Creepy Tales の第一作となる7PM をリリースしました。
彼らのビデオゲーム開発の道のりは学校での制作から始まっています。Cellar Vault Games のアートリードの Eshan Jayatilaka 氏は以下のように語ってくれました。「手短に言えば、大学の最終学年プロジェクトでホラーゲームを作る方法を見つけようとしたところから始まっています。現状は、当初の構想よりストーリーの自由を求めていて、最終形がどうなるか完全には確信できていない、というところです」