MSUL 2013 のグランドフィナーレに向けて取り組む学生を支援するべく、ヨーロッパを代表する開発スタジオがメンター役に名乗り
ノースカロライナ州、ケーリー発‐数々の賞に輝くゲームとゲーム テクノロジーを提供する Epic Games, Inc. はこのたび、国際的なゲーム開発コンテスト Make Something Unreal Live (MSUL) 2013 のファイナリストを支援するべく、ヨーロッパを代表する開発スタジオである Climax Studios、Lucid Games、Ninja Theory、Splash Damage の 4 社がファイナリスト 4 チームのメンター役を申し出てくれたことを発表しました。
コンテストのファイナリスト 4 チームは、2013 年 4 月のGadget Show Live に開催されるグランド フィナーレに向け、メンター役を務める開発スタジオからアドバイスや指導を受けることになります。なお各チームは Epic の アンリアル・エンジン 3 (UE3) の無償版、アンリアル・ディベロップメント・キット (UDK) を使ってゲーム開発を進めていきます。これまでファイナリストたちは12 チームで競われたセミファイナルで審査員へのプレゼンテーションを行ない、勝ち抜いてきました。
University of Abertay (スコットランド、ダンディー) から参加したTeam Summit は今後、Lucid Games にコンタクトしてアドバイスを仰ぐことができます。彼らは現在『Beings』というリアルな遺伝法則を取り入れた 3D パズル プラットフォーマーを開発しています。
Ninja Theory は Staffordshire University から参加したチーム Kairos Games のメンターとなり、彼らのタイトル『Polymorph』をバックアップしていきます。本作は美しい部族世界を舞台とする探索と発見のゲームです。
Blekinge Institute of Technology (スウェーデン) から参加するDead Shark Triplepunch は今後、『Loch Ness』という名のスピード感あふれるエリア型戦闘ゲームを開発する上でメンターである Splash Damage に助言を求めることができます。
Climax Studios は Bournemouth University から参加の Static Games を担当し、ストラテジー管理ゲーム『Mendel’s Farm』の開発について指導していきます。
なお各スタジオのプロ開発者は、学生チームが抱える開発上の問題や一般的な事案についてアドバイスを提供するに留まり、開発に直接携わることはあり ません。メンターとファイナリスト チームの初顔合わせは来週に予定されており、チームはその場でゲームをプレゼンテーションし、4 月のグランドフィナーレに向けた計画を説明します。
「世界トップ クラスの開発スタジオがわざわざ時間を割いて、Make Something Unreal Live の参加者が開発するゲームの潜在的魅力を余すことなく引き出す手助けをしてくれる、こんなに素晴らしいことはありません。今年のファイナリストはみなピッ チ (企画提案) とプリプロダクションの段階でかなり高い水準に達していましたから、今後数ヶ月でどこまで進化を見せてくれるのか、今から楽しみでなりません」とEpic Games のヨーロピアン テリトリー マネージャー、Mike Gambleはコメントしています。
2013 年の MSUL は世界規模の慈善団体である Wellcome Trust の後援を受けています。本年のテーマである「メンデル遺伝:遺伝学とゲノミクス」もまた、Wellcome Trust から提供されたものです。MSUL 2013 は 2012 年 10 月に企画提案 (ピッチ) の募集が開始されて以来、21 チーム総勢170 名以上から参加登録がありました。その後 12 チームが選出されて 12 月にセミファイナルが開催され、審査員に対するプレゼンテーションの結果 4 チームがファイナリストとして選出されています。ファイナリスト 4 チームは今後、グランドフィナーレの開催されるGadget Show Live に向けて開発を進めていきます。グランドフィナーレは 5 日間行われ、観客と審査員の見守るライブ ステージ上でラピッド イテレーションを通して自らのゲームを進化させていきます。優勝者の発表は最終日に行われる予定です。
優勝チームには賞品として PC デジタル配信用の アンリアル・エンジン 4 商用ライセンスが授与されます。これは実質的に、優勝チームはその日からゲーム開発ビジネスを立ち上げられることと同義です。Make Something Unrealは Epic が過去 10 年以上にわたり続けてきたゲーム開発コンテストで、これまでに総額数百万ドルに相当する賞金および賞品を授与してきています。また、本コンテストを通じて 数々の商業的な成功を収めたビデオゲームや人材を輩出してきました。
コンテストの最新情報については MSUL の Facebook ページ (https://www.facebook.com/MakeSomethingUnreal) をご覧ください。また、各チームのプレゼンテーションの様子は、Youtube の アンリアル・エンジン channel で動画公開されます。
アンリアル・エンジン について
アンリアル・エンジンは Epic Games 開発の数々の賞を獲得したゲーム エンジン テクノロジーで、最新鋭のグラフィック、高機能ツール群、各主要プラットフォームでの拡張性に定評があります。PC、コンソール、モバイル デバイスなど 9 つのプラットフォームに対応する「アンリアル・エンジン 3」は、ハイクオリティなゲーム、アプリケーション、トレーニング シミュレーター、3D ビジュアライゼーション、デジタル フィルムやアニメーション関連エンターテイメントに携わる開発者の生産性を加速することを目指して設計されています。これまで数百のタイトルに採用されて きた実績に加え、24 種の主要ミドルウェアとの統合が可能で、これまでに Game Developer Front Line Award を 7 回、Develop Industry Excellence Award を 5 回などテクノロジー関連の賞を 20 以上獲得してきました。Front Line Award においては殿堂入りも果たしています。また先日発表され、E3 2012 でも複数の優秀賞を獲得した アンリアル・エンジン 4は、かつてないグラフィック能力とワークフローの改善能力を備えており、次世代ゲームやアプリケーション開発を手掛ける開発者に快適な環境を提供しま す。詳細については http://www.unrealengine.com をご参照ください。
Epic Games について
Epic Games, Inc は1991 年に設立された米国ノースカロライナ州ケーリー市に本社を置く企業で、最先端のゲームと、クロスプラットフォームに対応するゲーム エンジン テクノロジーを開発しています。代表作としては、ベストセラーとなった『Unreal』シリーズ、『Gears of War』フランチャイズ、ゲームシーンに衝撃を与えたモバイルゲーム『Infinity Blade』シリーズがあります。また、数々の賞を獲得した実績のある アンリアル・エンジン・テクノロジーをライセンス契約の形態で提供しています。Epic はノースカロライナ州、ワシントン州、ユタ州、メリーランド州、ポーランド、韓国、日本の各スタジオで継続的に優秀な人材を募集しています。詳細は Epic のホームページ、http://www.epicgames.com を参照してください。
Epic、 Epic Games、Gears of War、Infinity Blade、Unreal、Unreal Developer Network、UDN、Unreal Development Kit、UDK、Unreal Engine、UE3、UE4、そしてUnreal Tournamentは、米国およびその他の国と地域における Epic Games, Inc. の商標または登録商標です。その他のブランドや製品名は、各所有者の商標です。無断複写・転載を禁じます。