祝日をモチーフにしたセーター (バーチャル) を来て、暖炉 (バーチャル) の側に座る。素敵な飲み物 (バーチャルにあらず) を手にする。このようにして、2014年の自分を振り返り、2015年の期待について語ろうと私は思いたちました。
エピックのエンジン ライセンス管理部に所属する私と同僚たちは、すごい特権を有しています。インディー系から名高い AAA パブリッシャーまで、業界最高のデベロッパーとともに仕事ができ、正式公表されるずっと前からクールなプロジェクトをいくつも見ることができるのですから。残念なのは、正式に発表されるまでめったに話せないということです。そこで今回は、私が個人的に期待感をもち、「もっとプレイしてみたい!」と思っている素晴らしいプロジェクトについても語ってみたいと思います。
まず 2014年を語る上で、GDC で UE4 のサブスクリプションが開始されたことを抜きにすることはできません。これによって、私たちの開発コミュニティとの関わり方がガラリと変わり始めたのですから。エピック内部や私たちの仕事の進め方にも重大な影響がありました。それはデベロッパーやゲーム開発に興味がある人々にとっても同様でした。新たに業界に入ってきた方も、新たな挑戦を試みようとしているベテランの方々にとっても同じです。
サブスクリプション開始以降、コミュニティによって開発されるコンテンツのスペクトラムは実に揺らぎました。ロンドンでの EGX 2014 ではその大いなる多様性を示すことができました。
GDC 後に私たちはスタフォードシャー大学にエピック ゲームズ センターを起ち上げました。このセンターは、同大学がゲーム開発の講座のために使用する重要な施設です。同時に、プロフェッショナルなインディー系デベロッパーのイベントのためにエピックが利用できる基地でもあります。このセンターには大きな期待が寄せられています。それは、ゲーム業界と教育機関を直に結びつくことができるということです。大学は、学生たちの就職に役立てることができ、エピックも UE4 を教育の中でどのようにサポートしていけるかということに関して大きな知見を得ることができます。
2014年は UE4 によるタイトルがいくつか発表されましたが、実際に私たちはこのテクノロジーが市場に与えるインパクトを目の当たりにするようになりました。ここで私は、それらをそのままリストするのではなく、ゲーマーとして心躍るタイトル、プレイすることを心待ちにしているタイトルを挙げてみます。
- Eve Valkyrie ― CCP Newcastle 作。幸運なことに昨年来何回もプレイできました。Wow としか表現できないくらいです。期待に違わないゲームです。
- Dreadnought ― Yager Berlin 作。巨大で壮大な戦艦が低軌道で死闘を繰り広げます。つまらないわけがありませんよね。
- Fable Legends ― Lionhead Guildford 作。Fable シリーズはすべて好きですが、今作はアイデアが見事に開花しています!
- Hellblade ― Ninja Theory Cambridge 作。Ninja Theory は Hellblade で透明な開発を手がけたパイオニアです。ゲーム開発に関心があるなら、Ninja Theory のサイトに行ってブログを読んでみることをぜひお勧めします。私はそうしています。
2014年の回顧を締めくくるにあたって、私の仕事に関わって起きた出色の出来事を外すことはできません。2014年に UE3 を使って驚くべき最高の成功を収めた Coffee Stain 作 Goat Simulator において何と special thanks のクレジットをいただいたのです!
さて、2015年に私が楽しみにしているプロジェクトですが、残念なことに大半の作品についてはお話できません。正式発表されていないため、話してしまうとみなさんにも口止めしなければならないからです。ただし、残りの作品については、完成途上ながら珠玉の名品となるべきものがあります。私がお話できるものの中では、Hellblade と Hazelight による新タイトルに注目です。Hazelight は、『ブラザーズ 2人の息子の物語』を手がけたコアチームから構成されています。プロジェクトがどのようなものになっているのか見るのが待ち遠しいくらいです。もちろん、多数ある UE4 によるインディー系タイトルも注目に値します。年間を通じて開催されるイベントなどでもっと紹介していけたらと思います。
おっとそれから、Coffee Stain チームが次に何をするのか、とても楽しみですね…