
第一の利用可能なサービスであるゲーム分析では、プレイヤーの行動をデベロッパーが理解できるようになります。このサービスから分かる情報は、DAU、MAU、リテンション、新規プレイヤー数、ゲームの起動回数、オンラインユーザー数などです。第二の利用可能なサービスであるチケット システムでは、プレイヤーとデベロッパーが直接結びつくことができるため、プレイヤーがバグやその他問題を報告できるようになります。これらのツールを利用することによってデベロッパーは、自社のゲームのどこに、なぜ魅力があるのかよく理解できるようになるとともに、プレイヤーと直接結びつくことによってカスタマーサポートを提供することが可能になります。
今回のリリースは始まりにすぎません。SDK とデベロッパー ポータルにより Epic は、将来のサービスを一括して提供できるフレームワークを得たことになります。初回のこれら 2 つのサービスは、他の Epic Online Services (EOS) とともに進化を重ねていきます。それによって、ハイクオリティなオンライン ゲームを効率よくローンチ、運用、スケールアップできるインフラとツールがデベロッパーに提供されることになります。私たちは、EOS の開発に力を注ぐことによって、どのようなエンジンにもいかなるストアにも対応でき、かつ、主要なプラットフォームをすべてサポートする機能を搭載できるようにします。EOS によるサービスはすでに『フォートナイト』を使って 7 つのプラットフォーム上で大規模な検証を終えています。これらのサービスによりデベロッパーはクロスプラットフォームでのゲームプレイ体験を提供できるようになるはずです。そして、プレイヤーはプラットフォームに関わらずフレンドとゲームを楽しむことができるようになります。
2019年のうちに私たちが追加提供する予定の無料サービスには、以下のものがあります。
- プレイヤーのデータ ストレージ (2019年5月を目標に):権限が与えられているプレイヤーのために任意のゲームデータを保存、列挙できます。
- プレイヤーレポート (2019年5月を目標に):ゲーム内における肯定的あるいは否定的な行動についてプレイヤーが報告できるようになります。貴重なフィードバックがコミュニティから直接得られます。
- アチーブメント、リーダーボード、スタッツ (2019年9月を目標に):個人およびプレイヤー全体の統計 (スタッツ) のトラッキング、ゲーム内アチーブメントの認定、リーダーボードにおけるプレイヤーのランク付けが可能になります。
- 通信 (2019年10月を目標に):任意のプラットフォーム間でのプレイヤーどうしのゲーム内通信を有効化できるようになります。
- オーバーレイ (2019年10月を目標に):さまざまなゲームおよびエンジンでプレイヤーが利用できるオンライン サービスおよびフレンドを統一して表示できるオーバーレイを提供します。
- パーティー (2019年10月を目標に):プレイヤーがグループを作ったり一緒にプレイするための機能を有効できるようになります。
- マッチメイク (2019年11月を目標に):個別のプレイヤーまたは既定のグループのためにゲームのマッチを設定できるようになります。
- プレイヤーの ID (2019年12月を目標に):プレイヤーのログインおよび異種プラットフォーム間における他プレイヤーとの接続を有効化できるようになります。
- プレイヤーのインベントリ (2019年12月を目標に):プレイヤーのインベントリを管理できるようになります。さまざまなゲーム ストアにおける購入の管理も可能になります。
Epic Online Services により提供されるものに関する詳しい情報を閲覧し、SDK をダウンロードするには、dev.epicgames.com/services のページに進み、デベロッパー ポータルにサインインしてください。新たなサービスが利用可能になったときにお知らせを受け取るには、ニュースレターにお申し込みください。