2015年4月20日

宇宙探索アドベンチャー ADR1FT

作成 Amber Sharif

宇宙空間に漂う宇宙船の残骸の中でただ 1 人サバイバルする宇宙飛行士の物語の ADR1FT。 他のゲームでは味わうことができない、独特な 1 人称視点を体験することができます。大破後のエーテル空間を彷徨いながら、軽い記憶喪失と格闘しながらも、プレイヤーは事故の原因を究明するために移動していきます。

すぐに虜になりそうな ADR1FT。実は別のエンジンで試作を行っていましたが、アンリアル エンジン 4 のパワーを目の当たりにした共同制作者の Adam Orth と Omar Aziz が、この大作に相応しいクオリティを実現するために、エピックの技術を採用して生産することにしたのです。

ゲームプレイに負けず劣らず、シネマティクスの体験も楽しめる作りになっています。静かで落ち着いた流れの中にも、酸素を見つけようとプレイヤーがパニックに陥るような緊迫した場面もあります。 

Polygon の Brian Crecente 氏は、 ADR1FT での体験の一部を 「非常によくできたパニック アタック シミュレータ。酸素と呼吸の技巧を取り入れて、僅かな不安を感じさせる効果を出している」と表現しています。Kotaku の Stephen Totilo 氏は、「プレイヤーが地球の上を浮遊できる設定にうっとりする。景色が静かで美しい」と、 ゲームの美的センス を絶賛しています。

ADR1FT は複数のプラットフォームに対応。まずは PlayStation 4、 Xbox One、PC から出荷されますが、今後の期待は何といっても VR でしょう。このような魅惑的体験をする場合、直接ゲーム内に投げ出されたユーザーが、頭を動かし簡単な操作をするだけで僅かな情報を発見できるようなプラットフォームが適しているのです。

Three One Zero は、GDC 2015のアンリアル エンジン ブースで行った ADR1FT の実務経験が人気を博し、3月 26 日に Epic から ADR1FT に対して $15,000 の Unreal Dev Grant を獲得。それが Road to VR で取り上げられることになりました。エディタの Paul James 氏曰く、 ADR1FT は「映画『Gravity』のような”宇宙飛行士危機一髪”的なテーマを驚異的に美しいインタラクティブ領域へ持ち込んだ、VR にぴったりのタイトル」。

さらに James 氏は、ADR1FT は「仮に『AAA Indie VR Title』 というランクがあるならば、自信を持って太鼓判を押せるタイトル。作成エンジンはもちろんアンリアル エンジン 4 なので、どこを取っても次世代のタイトル風。Oculus Rift などの VR ヘッドセットに対するエンジンの out of the box サポートも活用。今年後半、ADR1FT は宇宙の孤独感と美しい世界を繰り広げる」とも述べています。

ADR1FT は、PS4/Xbox One/PC 向けに間もなくリリースされる予定。VR のニュースを心待ちにしているファンも多いことでしょう。さあ、チェックを入れるhttp://adr1ft.com/FacebookTwitter で詳細をチェックしておきましょう。