ソース管理はすごい。きっとあなたも利用していることでしょう!ソース管理の利点の 1 つには、前のバージョンのファイルを閲覧でき、さらにそれらのファイルを比較 (diff) することによって、変化の履歴を調べられるということが挙げられます。ただし、通常の diff ツールは、アンリアル の .uasset パッケージのようなバイナリのファイルに対してあまり正しく動作しません。そこで、私たちは、アセットのテキスト バージョンをエクスポートできるようにして、あなたの好みのツールを使って diff できるようにしました。ブループリント用に特化された diff ツールがビルトインされていますが、これも使用できるようにしました。
セットアップ
サポートされているソース管理システムにプロジェクトを保存して、ビルトインされているツールが動作できるようにします。エディタには現在、Perforce および SVN 用のソース管理プラグインが備わっています。Perforce は、Epic が社内で使用しているものです。現在、最大 20 ユーザーまで無料です (20 ワークスペースまで無料。おそらく最終的にはユーザー 1 人当たり 2~3 ワークスペースを使用することになるでしょう)。SVN は完全に無料です。ご自分のサーバーをホストしたくない場合は、クラウド SVN のプロバイダーが多数あるので大丈夫です。
注記: SVN バイナリは、4.0 リリースに含まれませんでした。詳細はこのスレッドをご覧ください。
エディタにソース管理が現在接続されている場合は、メインフレームの最上部右 ― [Enter console command](コンソールコマンドの入力) プロンプトの隣 ― に表示されている小さなアイコンによって分かります。アイコンが緑の場合は、すでに接続されています。赤色の不可マークになっている場合は、そのアイコンをクリックしてサーバーの設定を入力しなければなりません。
次に、あなたの好きなテキスト diff ツールが、エディタのお気に入りのどこにあるのか、エディタに教えておく必要があります。デフォルトでは p4merge に設定されていますが、ほぼあらゆる diff ツールが動作します。(例: Beyond Compare、Araxis Merge、Tortoise Merge など)
アセットを diff する
ソース管理に接続されていると、アセットのためのコンテクストメニューに追加オプションが表示されます。たとえば、Check Out (チェックアウト)、History (履歴)、Diff Against Depot (デポに対して diff する) などがそれです。あらゆるアセットが diff の対象になります。デフォルトのハンドラによって、アセットが読解可能なテキスト形式でエクスポートされ、あなたの好みのテキスト diff ツールが起動されます (より洗練されたビューアーが用意されているアセットもあります)。チェックインする前に現在のバージョンをデポと比較することは有益です。ぜひそのような癖をつけたいものです。チェックインのコメントをより適切に書くことができるようになり、保存するつもりがなくテストのために加えた変更も見つけやすくなります。
History (履歴) を使えば、これまでのチェックインとその説明のための完全なリストが表示できます。また、履歴ウィンドウから任意の 2 つのリビジョンを選んで diff させることができます (2 つのリビジョンを選択し、右クリックします)。この機能は、リグレッションを追跡する場合に極めて有効です (適切なチェックインのためのコメントを書いて、未来の自分に優しくしましょう)。
ブループリントを diff する
ブループリントはとても視覚的なメディアであり、テキストによる diff はそれほど有効ではないでしょう。エディタには ブループリント用の diff ツールがビルトインされており、各グラフの違いを調べることができ、デフォルトの値を diff することができます。今後、詳しい情報をブログに投稿しますが、ツールの画像を次に掲載しておきます。
アンリアルのアセットを diff することに関して質問はありませんか?私の Twitter アカウントは@joatskiです。また、Epic のフォーラムのページを訪れてください!