10.18.2018

VR を使った設計:Agile Lens が劇場の内装設計にアンリアル エンジンを使用

作成 Pierre-Felix Breton

3 階席まで計 600 席、70 人収容のオーケストラ ピットを備えた 7,800 平方メートルの劇場の設計を任されたとき、ニューヨークを拠点とする劇場設計コンサルティング会社 Fisher Dachs Associates は、広い視野で考えることを迫られました。運よく、バーチャル リアリティに関するコンサルティングとデザインの会社であり、建築業界向けにカスタム エクスペリエンスを開発している、系列会社の Agile Lens に助けを求めることができました。

テキサス州ヒューストンの Rice University Music and Performing Arts Center (RUMPAC) の建設が、2020 年の完成を目指して進んでいます。この進行中のプロジェクトの規模は、建設現場からのライブ フィードでご覧いただけます。Agile Lens と Fisher Dachs Associates が、建築家 Allan Greenberg 氏とともにこの複数年にわたるプロジェクトに取り組み始めたのは、2015 年でした。「設計プロセスの一環としてバーチャル リアリティを使用すると、可能性が大きく広がることはすぐにわかりました」と Agile Lens のクリエイティブ ディレクターである Alex Coulombe 氏は話します。

Fisher Dachs Associates のコンサルタント、Laura Wagner 氏は、劇場のような大きな空間を設計する場合に特に VR が役立つ理由を次のように説明します。「3 次元の世界なので、中に入らないと、設計を理解し、評価することができません。バルコニーの 1 列目に身を置くことができれば、手すりから身を乗り出す感じや、目に入るものを実感できます。このようなことは、レンダリングでは伝わりません」

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Agile Lens は、過去に別のリアルタイム ソリューションを使用したことがありました。チームがアンリアル エンジンを選択したのは、設計を VR のエクスペリエンスに正確に反映するという目的に加えて、同じコンテンツから従来型のレンダリング、アニメーション、パノラマ、WebVR のエクスペリエンスを作り出す機能に魅力を感じたからでもありました。「使いやすさが、当社のワークフローに大きなメリットとなりました」と Coulombe 氏は強調します。

Agile Lens は、最初の Oculus Rift 開発キットが到着した 2013 年から、VR を建築設計に活用することに熱心に取り組んでいます。しかし一般には、VR を設計ツールとして活用することにまだ抵抗があります。このことに Coulombe 氏は当惑しています。「アンリアルの VR エディタでは、物を動かしたり、マテリアルを変更したり、ライトを追加したりできます。非常にパワフルな体験です。すると脳が瞬時に設計モードに切り替わるのです」

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Agile Lens はこのような用途に VR を早期に活用し始めた企業の 1 つですが、設計プロセスを支援するために何らかのリアルタイム ビジュアライゼーションを取り入れる設計会社は増えています。Forrester Consulting による最近の調査では、回答者の 81% が、リアルタイム レンダリング エンジンをプロダクションに取り入れる可能性が非常に高い、または高いと答えています。また、建築業に従事する回答者の 64% は、顧客とリアルタイムで設計を編集できる機能を重要な要素としてとらえていました。

Coulombe 氏は、設計の状況を伝えたり、設計を変更したりする場合に、VR が従来の方法よりも適していると確信しています。これは、アセットを実物大で評価できるからです。「エクスペリエンスの中で、完成する最終版がどうなるのか、人の視点で理解できます」と説明します。

Coulombe 氏によると、VR が特に有効なのは、コンセプトを考案する段階です。Coulombe 氏は、この段階では、VR によって直感や独創性が刺激されると同時に、想像のための余地も残されると考えています。Coulombe 氏は次のように述べています。「壁の厚みやマテリアルを指示するのではなく、赤入れしたりトレーシング ペーパーを使ったりするような感じで新しいアイデアを試し、それを Revit、SketchUp、3ds Max に取り込み、より正確なバージョンを作成できます」

Wagner 氏は、設計プロセスに VR を取り入れることを喜びました。「設計者として、取り組んできたことが実際に組み立てられるところを見るのはわくわくしますが、バーチャルの世界で確認するのもいいものです。すごいことでもありますし、とても楽しいです」

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