2014-7-10

バンダイナムコゲームス UE3採用のアーケード用ガンゲーム「ロストランドアドベンチャー」をリリース!

作成 Taka Kawasaki

株式会社バンダイナムコゲームス(本社:東京都品川区、代表取締役社長:大下聡)は、2人で遊べる巨大球面スクリーンを活用した秘境を冒険するアーケード用ガンゲーム「ロストランドアドベンチャー」を発表しました。全世界的に親和性が高い秘境をテーマとしている今作は、日本語をはじめ、英語や中国語など世界9カ国語に対応。海外は今秋より順次展開予定です。

 

 

本タイトルでは、アンリアル・エンジン3を利用し、大型画面を最大限に活用した美麗で精緻なグラフィックを実現しています。  なお、2人で遊べる巨大球面スクリーンを採用したアーケードゲームは世界初です。  「ロストランドアドベンチャー」は2014年8月上旬から全国のアミューズメント施設で稼働開始予定です。 

 

■巨大球面スクリーンで上下左右から敵が襲ってくる圧倒的な臨場感を味わえる

 

「ロストランドアドベンチャー」の最大の特徴は、プレーヤー2人の視界全てを覆うほどの巨大球面スクリーンです。頭の上から足元までを映像が包み込み、あたかも自分たちがゲームの世界に入り込んで、実際に冒険をしているような圧倒的な臨場感を実現しました。また、上下左右とさまざまな方向から襲ってくる敵を、本当に周囲を見回しながらフリーガンで次々に撃ち進んでいく、ゲームセンターでしか味わえない新感覚ガンゲームとなっています。

 

■テーマパークさながらの体験を身近なアミューズメント施設で気軽に楽しめる

 

巨大球面スクリーンによる臨場感溢れるアトラクション体験に加え、ゲーム機の入口部分も秘境をテーマにした今作の世界観を存分に感じられる外観に仕上がっています。また、冒険の途中では「ガンシューティングパート」に加えて、「謎解きパート」も出現。カップルや友達、親子など幅広い層のお客様が、力を合わせて敵を倒す、一緒に謎解きをすると いった協力プレーが楽しめ、テーマパークさながらのアトラクション体験を身近なアミューズメント施設で気軽に楽しめるゲームになっています。

 

■プレーデータが保存でき、より継続して楽しめるように

 

プレーヤーはトレジャーハンターとなり、財宝を目指して「密林の遺跡」「雪山の洞窟」「砂漠の廃墟」「灼熱の鉱山」の4つの異なる秘境ステージから好きなステージを選んで冒険し、全てのステージをクリアすることで「究極の財宝」が眠るラストステージに挑戦できます。また、ユーザー認証カード「バナパスポートカード」を使用することでクリア状況を保存可能。ステージ各所に隠されていて、集めることでゲームを有利に進められる“お宝”もカードに保存してどんどん増やしていくことができます。「毎回少しだけ遊ぶ」といったお客様にもより継続して楽しめるようになりました。

 

         

 

ロストランドアドベンチャー/プロデューサー 西村 典洋様 コメント

 

今回のプロジェクトは球面ドームという特殊なハードウエアを使用するため、ゲームの面白さを検証する時間を制作期間内に多く確保する必要がありました。そのためにレベルデザインのクラッシュ&ビルドを素早く、効率良く回す環境を時間をかけずに用意する必要があったのですが、それを唯一叶えてくれそうなのがUnreal Engineでした。

今まで自社エンジンしか使用経験が無かったプロジェクトチームにとって、Unreal Engineを採用する事はチャレンジでしたが、Unreal Engineの様々な機能や開発サポート体制は期待通りのパフォーマンスを発揮してくれました。また、制作工程についてもEpic Gamesと相談した事で、自分達では気づけなかった問題点を改善する事が出来、新たな制作工程で進める事が出来たのも我々にとって非常に大きな成果となりました。

 

 

ロストランドアドベンチャー/ディレクター 久野 亨様 コメント

 

今回のプロジェクトはUnreal Engine使用経験者のいない、まさに手探りからの始まりでした。既存の業務用ガンシューティングゲーム開発環境とは全く異なるUnreal Engineによる開発のスタートに当たって、まず着手したのはワークフローの見直しでした。開発開始前の段階でEpic Gamesのコンサルティングサポートを元に“アンリアルウェイ”ならぬ“バンダイナムコウェイ”を作ることで既存体制の大幅な見直しを行いましたが、この時点でUnreal Engineの設計思想/ワークフローをコアメンバーが十分に把握しておくことは、ロストランドアドベンチャーの開発において高い生産性を維持し続ける重要な作業でした。この一連の作業を円滑に進め開発に着手することができたのは、ワールドワイドで豊富な開発実績を持つUnreal Engineだからこそです。

 

 バンダイナムコウェイにより導き出された少数のコアメンバーによる、短期間でのプロトタイピングやバーティカルスライスが実践できたことも、Unreal Engine導入の大きなメリットでした。球面スクリーンでフリー銃を使用するガンシューティングゲームであるロストランドアドベンチャーは、ソフトウェア/ハードウェア共に非常に難易度の高い挑戦でしたが、強力なマテリアルシステム、コンテンツブラウザによる柔軟なアセット管理、専門能力に囚われることなくコントロール可能なKismetによるゲームシーケンス制御などが全て用意されていることで、基本的な環境構築に煩わされることなく、チーム全体がゲームの制作に注力することが可能となりました。

 

 レベルデザイナーにとって、球面スクリーンという特殊なアウトプットのゲームパフォーマンス開発は、通常のモニターによる環境では困難なことは予想されていましたが、Unreal Engineによって筐体で素早くプレビューし、エディター上でトライ&エラーできたことは、短期間でのパフォーマンス向上の実現するために非常に重要なことでした。

 ゲームの世界に入り込むような体験をより効果的に楽しんでいただくために、ロストランドアドベンチャーではEnvironmentを非常に重要に捉えています。アーティストがロストランドアドベンチャーの世界に広がる広大な地形を、緻密な遠近表現で実現することができたのは、ランドスケープやフォリッジによる効率的な作業環境、様々なシチュエーションで高品質な表現を可能にしてくれたライトマスなどUnreal Engineの豊富な機能でした。ロストランドアドベンチャーの世界から等身大でプレイヤーに襲い掛かってくる様々な敵キャラクターを、アーティストの思うままに表現してくれるマテリアルやエフェクト、AnimTreeを使ったアニメーション制御の柔軟さは、球面スクリーンでのガンシューティングを、より効果的に楽しんでいただけるものにするための数々のアイデアを実現してくれました。さらに世界中で使用されているUnreal Engineだからこそ、効率的なアウトソーシング行うことができ、映像としての表現を向上できたことで臨場感ある世界観を実現できたことは大きなメリットでした。

 

 そして、Unreal Engineに備えられたレベルストリームやカリングシステムによるパフォーマンスマネジメント、使いやすいプロファイラやパフォーマンスアナライザは、超広角/高解像度レンダリングを必要としたロストランドアドベンチャーの負荷調整やボトルネックの発見を容易なものにしてくれました。

 

今作でUnreal Engineのユニークな活用法をした事例としては、画角180°の球面レンダリングに対応したことです。それに合わせてレベルデザイン、UI、アニメーションなど全てが球面スクリーン専用に設計されています。また、アニメーションのオーバーライドを利用し複数登場する巨大なボスキャラクターをMatineeで丸ごと制御するといった使い方もしています。

 

Epic Gamesからのサポートに関して言えば、前述のワークフローのコンサルティング、提供されている豊富なチュートリアル/マニュアルやコードドロップは、開発初期のチームにとってUnreal Engineの基本的な考え方・構造のラーニングに大変有効であり、迅速に開発に着手するために非常に効果的でした。公開フォーラムは、開発中に起きた多くの問題を解決してくれる素晴らしいコミュニティフォーラムであり、チームのゲーム開発を強力にサポートしてくれました。さらにアウトソーシングのアドバイスや出張訪問対応など、プロジェクトにとって万全のサポート体制でした。

 

いまUnreal Engineの採用を検討されている開発者へアドバイスを差し上げるとすれば、本プロジェクトではUnreal Engineの導入によって実際に大幅な工数削減に成功し無事完成させることができました。まずは今までの開発手法やUnreal Engineの機能や性能に囚われず、現状のワークフローやパイプラインを把握し、アンリアルウェイを学んで比較検討することで、より効率的な開発体制を見つけてください。

Unreal Engineの多くの機能やEpic Gamesのサポートは、ゲーム開発を強力にバックアップしてくれます。

 

 

 

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