2016年2月22日

「Unreal Engine 4 ブループリント逆引きリファレンス」発売

作成 株式会社翔泳社

ブループリント自在に操る!

制作現場で役立つ技法が満載!

 

本書は、ハイエンドなゲーム制作者(プログラマー)やその周辺にいるCGデザイナー、グラフィッカーといった制作者に向けた、Unreal Engine 4のブループリントの逆引きリファレンス集です。ゲーム制作や映像制作で使えるように逆引き形式で利用しやすいリファレンスにしています。

ブループリント自体、膨大な設定方法があり、それをすべて掲載すると大変ですが、ニーズの高い基本機能、よく利用されるノード系、グラフィック系などを中心に現場で役立つ技法を丁寧に解説しています。

本書の特徴

本書は全部で8章から構成されています。「~するには」という逆引き形式で解説していますので、必要な部分だけをかいつまんで利用することができます。

 

 

本書の構成

ORIENTATIONでは、ブループリントの概要やインストール方法について解説しています。
CHAPTER 01では、ブループリントの基本となる部分とその操作方法に重点を置いた内容で解説しています。
CHAPTER 02ではブループリント内にあるエレメント(要素)について解説しています。ブループリントはさまざまな要素で構成されており、単純にビジュアルスクリプトを行うためだけのものではありません。それぞれの要素について詳しく紹介します。
CHAPTER 03ではグラフノードについて解説します。よく使われるノードを中心に、基本的な使い方を解説します。
CHAPTER 04では、ブループリントのアクターどうしでコミュニケーションを取るための機能について解説します。
このCHAPTER 05ではブループリントにおけるさまざまなテクニックを解説していきます。覚えることでより応用的なブループリントの使い方ができるようになります。
CHAPTER 06では、覚えておくと確実に制作現場で役立つ応用機能を解説します。
CHAPTER 07では、デバッグ機能や開発支援機能について解説します。
CHAPTER 08では、Unreal Engine内にある他のシステムとの連携方法について、解説しています。

 

alwei氏の言葉(「はじめに」より抜粋)

“本書を手にとっていただいた読者の方は、きっと「ゲームエンジン」というキーワードを聞いたことがあるかと思います。  Unreal Engine 4(通称UE4)は米国ノースカロライナ州にあるEpic Games社が長年をかけて現在も活発に開発をしているゲームエンジンです。  本書は、UE4が採用している「ブループリント」と呼ばれるビジュアルスクリプトシステムについて、逆引き形式で使えるように、ゲーム制作や映像制作の現場で利用頻度の高い項目をもとに構成しています。読者の方は、必要な部分だけを読むことですばやく必要な内容を知ることができます。  ブループリントに焦点を当てた内容になっているので、本書の内容をすべて理解したとしても、ゲームや映像を作れるようになるわけではありません。  「UE4自体の使い方やレベルデザイン、マテリアル等も勉強したい」という方は、別途オンラインのオフィシャルドキュメントを参考にしてください。  ゲームエンジンは日々進化し、ブループリントのようなビジュアルスクリプトだけでゲームが作れる仕組みはどんどん増えてきています。そして日本でもその流れは加速しており、数年後には本当に「ゲームのコードをまったく書かずにゲームを作った」ということも当たり前の時代になってくるでしょう。またUE4が活躍するフィールドはゲームだけではなく、映像制作 の現場に広がってきています。  そうした状況において、本書でブループリントとノードベースのビジュアルスクリプトを学んでおくことは、とても大きな意味があります。  本書はゲームプログラマーやエンジニアといった方だけではなく。ゲームデザイナーやアーティストの方にもぜひ読んでいただきたいと思っています。従来はプログラマー、ゲームデザイナー、アーティストは異なる環境で制作していたものですが、同じ環境でゲームや映像が作れるようになったことで、ゲーム開発や映像制作の現場がよりクリエイティブな環境になり、わくわくするような独創的な作品が世の中に出てくると思います。本書がそうした制作現場の一助になれば幸いです。“